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加藤 side
一通り買い物も終わって、疲れたから外のベンチで休憩中。
今日の主役はAなんだけど、ずっとすみませんの一点張り。
確かにお財布すら出させてないからね (笑)
でも今日はそのために来たんだから、遠慮しなくていいのにな。
:
A 「え…やだっ、やだ…」
久美 「Aどうした…?」
齊藤 「どっか痛くなっちゃった?」
A 「やだ…っ」
仲良く喋ってたんだけど、突然Aの様子が変わった。
Aの目線の先には、Aと同い年くらいの子が3人。
なんかどこかで見た気がするんだけど…
『あれ、Aじゃん』
『出禁にされてもう会えないと思ってたのに、まさかこんな偶然会えるなんてね〜』
『あんたさ、映画で何語ってるん?
勝手にうちらを悪者扱いしてさ、成功した風に語ってるのウザかったんだけど』
A 「ごめんなさいごめんなさい…っ」
『ほんっとムカつくんだけど』
思い出した、というか思い出してしまった。
この3人、前大阪で会った人たちだ…
3人は耳を抑えて目をつぶってるAに、次々と罵声を浴びさせてる。
そして次の瞬間、1人の子の手がAに向かって振り落とされた。
その光景が全部スローモーションに見える。
どうしようどうしよう…
京子ときくちゃんは何にも知らないから、ししが助けなきゃいけないのに…
手が震えて、なにもすることが出来なかった。
:
___バシンッ
久美 「ちょっと!一体どれだけAを傷つけたら気が済むの?
Aには指1本触れさせないからね、早く帰って!」
いつの間にか状況を理解してたきくちゃん。
Aに向けられた手をバシッと払って、Aを守ってくれた。
そんなきくちゃんに驚いたのか、3人は帰って行ったんだけど…
今日はAを楽しませようと思って来たのに、なんでこうなっちゃうんだろう…
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みるく(プロフ) - いちごさん» リクエストありがとうございます!書かせて頂きます! (2022年2月4日 1時) (レス) @page47 id: 5702b376e2 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - バレンタインデーに、夢主がくみてんとかとしに手作りチョコをプレゼントする話をお願いします! (2022年2月4日 0時) (レス) id: d731266f37 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 名無し64466号さん» ありがとうございます!私もいつも励みになっています! (2022年2月3日 17時) (レス) id: 5702b376e2 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 水玉ピンクさん» こちらこそいつもリクエスト下さってありがとうございます!いつも励みになっています! (2022年2月3日 17時) (レス) id: 5702b376e2 (このIDを非表示/違反報告)
名無し64466号(プロフ) - 私も毎日のルーティンの一つになってます!これからも無理なさらず頑張ってください! (2022年2月3日 17時) (レス) @page42 id: 6b8f8226b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2022年1月30日 10時