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A side
ひなのと別れ、私はお家でゆっくりしてた。
半分寝かけてたところで、隣に置いてたスマホが震えた。
電話の相手はひなのだろうと、画面を見なくても分かる。
わくわくしながら電話を取った。
:
「もしもーしっ!今ビデオにするね〜」
上村 「はーい!」
「あ、ひなのだ〜 (笑) 」
上村 「さっきぶりだね (笑) 」
「ね〜!あ、手紙読んでくれた?」
上村 「読んだよ〜!泣いた (笑) 」
「ほんと?確かに言われてみれば目赤い気がする… (笑) 」
上村 「Aも泣きながら書いてくれたんでしょ?文字滲んでたもん」
「だってさ〜、色々思い出しちゃって…」
上村 「1年ちょっとだったけど、楽しかったね」
「楽しかったな〜!卒業式の時のひなのを直接見れなかったのは残念だけど」
上村 「Aの時は私も保護者として行くね (笑) 」
「保護者って…OGじゃん (笑) 」
どうやら、国語が苦手で語彙力もない私の手紙で泣いてくれたらしい。
Aの気持ちがすごい嬉しかったんだよって言ってくれた。
このままもっと話したかったけど、あと1時間後には家を出なきゃいけない。
SEVENTEENの撮影があるんだ。
用意は時間がかかるタイプということで、名残惜しいけど電話を切った。
学校で会えないのは寂しいけど、日向坂では会えるし、私もあと1年頑張ろう!
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作者名:みるく | 作成日時:2022年1月27日 14時