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A side
久美 「あ、これは1人じゃ無理だわ (笑) 」
「なんでこうなっちゃったんだろう〜」
久美 「こんなに置いてて怒られないの?」
「学校終わりにお仕事に行くこともあるだろうからいいよって」
久美 「えー、先生優しいね」
「ほんといい人たちしかいなくてびっくりしました…」
大量に置き勉してる荷物を取りに、久美さんと学校にやって来た。
教科書に加えて書道セットや美術セットもあるし、1人じゃ腕がちぎれちゃう (笑)
出来るだけスクバに詰めて、2人で文句を言いながら家へと向かいました…
:
久美 「着いた着いた〜!」
「わざわざありがとうございました」
久美 「ううん、いいんだよ〜!可愛いAの為なら!」
「…なんでそんなに優しいの?」
久美 「なんでかな〜。
中1の子が慣れない地でひとり暮らしって、私なら絶対出来てなかったからかも。
だから私が出来ることはしてあげたいって思ったんだ」
「久美さん…」
久美 「美味しいご飯もいっぱい作ってあげなきゃね〜!」
久美さんがそう言って頭を撫でてくれると、涙が出そうになった。
気にかけてくれたことはもちろん知ってたけど、ここまで思ってくれてたんだ…
だからこうやってご飯を作りに来てくれたり、しんどい時は迎えに来てくれたんだね。
申し訳ないって思う時もあるけど、もっと甘えてもいいのかな。
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作者名:みるく | 作成日時:2022年1月27日 14時