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「Aちゃんなんか飲む?」
A 「ん、コーラ…」
「はーい!コーラね (笑) 」
優しく背中を摩り続けてると、だんだんとAの呼吸も落ち着いて来た。
そんなところで冷蔵庫を開けさせて貰って、Aにコーラを渡す。
Aはコーラ大好きだもんね〜 (笑)
:
「ごめんね、寂しい思いさせちゃって」
A 「史帆ちゃんは悪くないよ…Aの方こそごめんなさい」
「としちゃんだって気にしてないよ〜」
A 「だって…」
「あ、これは必要な外出だからね?気にしなくていいから」
A 「ありがとっ…」
必要な外出とはいえ1ヶ月以上振りに会ったのに、全く笑顔を見せてくれないA。
でも、ずーっとししの服の裾を掴んで離れようとしない。
ただでさえひとり暮らしってだけで寂しいはずなのに、ここまでメンバーに会えないってなるとね…
約束通りに、ちゃんとAの方から頼ってくれただけ良かったのかな。
:
「あ、としちゃんそろそろ帰らなきゃ〜」
A 「もう5時か…」
「A、あとちょっとだからね?
もうすぐ、今まで通りの生活に戻れるよ。だから心配しなくていいんだよ?」
A 「うん!分かった!」
「可愛い〜 (笑) 」
あんまり長居するのも良くないってことで、5時を回ったところでそろそろ帰ることに。
玄関で大丈夫だよって伝えると、今日初めての笑顔を見せてくれた。
やっぱり、Aに1番似合うのはキラキラの笑顔だよね!
今はだいぶ落ち着いてるし、そろそろ宣言も解除して欲しいなぁ…
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作者名:みるく | 作成日時:2022年1月27日 14時