青春の馬 7

☆ チゲ味噌の季節 ページ2

齊藤 side




A 「京子さんっ！ねぇ！京子さ〜んっ！」


「なになに、珍しく朝から元気だね〜 (笑) 」


A 「そりゃそうですよ！」


「なんか嬉しいことでもあったの？」


A 「だって今日からチゲ味噌ラーメン！」


「あ、そうだったね」


A 「京子さん行かないんですか？」


「一緒に行く？」


A 「行くっ…！」


「あはは、だからこんなにテンション高いんだ (笑) 」




いつも朝早くからの仕事の時はほぼ寝てて、久美に叩き起こされてるA。

だけど、今日のテンションは180度違うかった。

どうやら、チゲ味噌ラーメンが今日からだから舞い上がってるんだって。

私も仕事終わりに行こうとしてたし、せっかくだからAと一緒に行くことに。

ここまでハマってくれるとは思わなかったから嬉しいな (笑)






:






A 「まだかなまだかな〜」


「いやいや、30秒前に頼んだところだよ？ (笑) 」


A 「だってお腹空いてるんですもん」


「お昼食べなかったの？」


A 「今日はお弁当半分にしたんです〜！」


「Aにとっては思い切ったことしたね (笑) 」




お馴染みの日高屋さんに入って、2人隅っこの席に座る。

Aはこのために半分しかお弁当を食べなかったらしい (笑)

成長期のAは、いつもはみんなの嫌いな物とかも積極的に食べてるからね。

さすがに半分となるときついだろうな (笑)

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