青春の馬 番外編 2

・ ページ14

齊藤 「Aはとっくに受けたと思ってたよ」


「前は逃げたもんね、Aちゃゆ」


A 「逃ーげーてーないです！！下ろしてください！！」


久美 「ちょっ、痛い痛い (笑) 」


上村 「暴れるな〜 (笑) 」


『こりゃ最後に大変な子が残ったね〜 (笑) 』




もうあとは軽く診察を受け、注射を打つだけなんだけど…

Aが暴れ回ってるから先生も苦笑い。

足をバタバタしてるから、抱っこしてるきくちゃんも痛そうで困ってる (笑)






:






『一瞬だけだよ。そうしたら来年まで受けなくていいからね』


久美 「ほらほら、先生もそう言ってるよ。」


A 「え、2回受けなくていいの…？」


『中学生からは1回でいいんだよ〜』


上村 「そっか。去年は受けられなかったから知らなかったんだ」


「じゃあ頑張ろうよ。1回だけ！」


A 「やだ！打ったらしんどいもん！腕痛いもん！」


久美 「全く、すみません… (笑) 」


『いえいえ〜 (笑) 』


上村 「A、今日打たなかったら1人で行かなきゃだよ？」


A 「えぇぇ、そうなの…」


「もうすぐ4枚目シングルの準備も始まるし〜、としちゃんたちは着いていけないかな」


齊藤 「だから今日終わらせよ？」


上村 「Aなら出来る！もうお姉さんでしょ？」


A 「うー、分かったよ。受ける」


久美 「お！偉い！じゃあ気持ちが変わらないうちにっと」


『すぐ終わるからね〜』




ひなのの一言が聞いたのか、ついに覚悟を決めたAちゃん。

1人で行くのが嫌だから受けるんだって、いちいち可愛いんだけど (笑)

でも覚悟は決まったとはいえまだ嫌がってるから、みんなでAを押さえ付けます。

きくちゃんがAを膝の上に乗せ、ひなのが右腕、ししが左腕を押さえた。

そして京子は足を押さえてる (笑)

打つのは左腕だから、Aと手を繋いであげました。

全く、手のかかる末っ子ですね… (笑)

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す