philosophical girl【アンナチュラル】

philosophical 37 ページ39

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解剖を終え、オフィスに戻ってきたメンバーに、
夕子が問いかける。



夕「Aは？」

ミ「朝からいないよね、」


神「あ、矢向寺さんは今日病院に行っています。

それから、明日から2日間お休み、と。
…お父様とアメリカへ」


ミ「あ、そっか。そうだよね」

夕「だね。お土産頼んどこーっと！」



夕子がメッセージを送ると、すぐに既読がついた。



夕「了解です、だって！

よし、もうバカンスは諦める！」


神「そのことなんですけど、
皆さんに明後日から3日間のお休みを与えます」



神倉の言葉は、オフィス中の視線を集めた。



ミ「えっ、嘘！本当ですか！？」


神「はい。お疲れでしょうし」


夕「ミコト！南の島、近場だけど沖縄行こう！」


六「大丈夫なんですか？」


神「はい。

その間は、他の解剖医さんを呼んでいます」


坂「帰ってきたばかりなのに、悪いなぁ…」


系「あんたは働け」


神「そうですね、坂本さんはよろしくお願いしますよ」


坂「げげっ。嘘でしょぉー」



ラボ内に、笑顔が咲く。


一緒に笑っていた六郎だったが、
そこにAがいないことを認識すると、どこか寂しくなった。



帰ってくるはずなのに。



嫌な予感が、していた。



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