カンファレンスにて ページ1
≪Sera side≫
黒「それでは、次の患者様についてですが…」
広い会議室の中、黒崎先生の声が響く。
今日のカンファレンスでは、今度、佐伯教授が執刀なさる患者さんの話が中心となっていた。
ここ、東城大学医学部付属病院には神の手を持つとされる佐伯清剛教授による手術を求めて、世界中の様々な患者さんが集まっている。
そんな佐伯教授が執刀なさる患者さんの話となれば、自分が執刀する訳でも、関わっているわけでもないのに何だか背筋が伸びるような緊張感に全身が包まれる。
会議室の空気もどことなく、硬いような気がしていた。
まあ、そんな空気の中、研修医である僕の指導医の"渡海先生"はどこ吹く風というようにさっきからあくびばかりだが。
渡「………。」
……またあくび…。これで何回目なんだろうか。
というか、渡海先生いつもソファで寝てるくせに…。
心の中で小さく悪態をつく。
その時だった。
突然、みんなが持ち歩いているPHSがけたたましく鳴り出す。
どこからか慌てた声が飛び出した。
医「急患です!!!佐伯教授が執刀なさる予定だった患者様の容態が急変しました!!」
一気に騒がしくなる会議室。
患者様の容態が急変。
しかも佐伯教授が担当なさっている患者様。
何がなんでも、救わなくてはならない命。
佐「カンファレンスは一旦中止だ。第一オペ室で用意を進めてくれ」
医「はい!!」
出入り口に近かった看護師と医者が何名か飛び出していくのが見えた。
佐「第一助手は渡海。第二助手は高階くんに任せよう」
渡「…教授命令でしたら」
立ち上がり会議室から出ていこうとする渡海先生に、僕も慌てて立ち上がり着いていく。
後ろから、高階先生と花房さんが追いついて来て三人で並んでオペ室へと急ぐ。
渡「猫ちゃん」
猫「はい」
隣を歩いていた猫田さんに何か渡海先生が言っている。
多分手術のことだ。
珍しく駆け出した猫田さんを見て、花房さんも後を追う。
僕らも更に足を早め第一オペ室へと急いだ。
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【作者の霜月から】
夢主さん全く登場してなくて申し訳ないです…。
次で出ますので!出ますので!!
あと、録画していた1〜6話を気づいたら消されていて、内容や細かいところを振り返ろうにも振り返れず…。
記憶を辿って書いておりますのでおかしな点があるかもしれません!!
申し訳ないです…!
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霜月(プロフ) - 重岡ゆう毅さん» ご指摘頂けて本当に助かりました。ありがとうございます!そう言って頂けると本当に嬉しいです♪更新頑張りますね! (2018年6月30日 23時) (レス) id: 830a43c59f (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - 霜月さん» いえいえ、わざわざありがとうございます!このお話とても好きなので、これからも頑張ってください! (2018年6月30日 14時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
霜月(プロフ) - 重岡ゆう毅さん» 誤字のご指摘ありがとうございます!修正致しました。 (2018年6月30日 13時) (レス) id: 830a43c59f (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - 「掛かっきた電話」ではなく、「掛かってきた電話」ではないでしょうか(・・?) (2018年6月30日 8時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
霜月(プロフ) - たぷたぷさん» コメントありがとうございます。佐伯教授、素敵ですよね♪機会が作れたら書きますね!これからも宜しくお願い致します。 (2018年6月28日 23時) (レス) id: 830a43c59f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霜月 | 作成日時:2018年6月9日 2時