【小説】ネクサス魔法武術学園2

第一印象って、大事だよな（朝黒） ページ6

俺はこの学校の公務員、朝黒だ

俺には最愛の妹が居る

その妹が今自己紹介をしようとしているんだ！

「えーっと…神月夜白です！えー…うん…」


『昼也！何言えばいいの！』

内容に困っているのか。また昼也に･･････

「は…えーっと趣味とか言えばいいんじゃないか？」

クッソまたアイツに頼ったな夜白！

あのツンデレ野郎が！

「えーっと！趣味は！…あれ、趣味って何だろ…」

「ハァ…」と、となりで溜め息をつく昼也。

「あ！そうだ！えっと！昼也イジりです！」

ンンンンンン！！！


何故だ！何故それをチョイスした！

周りからは

「え、イジメ？」

とか

「えー昼也君かわいそー」

とか言ってるよ！

「夜白！」

俺は思わず叫んだ。

「え！兄さん！？」

目をハテナにして、夜白がこっちを向く。

「夜白はお化けがが苦手で野菜嫌い！
猫とミカンが好きで
布団も好き！
魔力が少ない！
スリーサイズは上から
78
54
70
身長160！
体重…」

「ちょ、おじさん！」

「ハッ！」

昼也の声で我に帰る。

「……兄さん…死にたいの…？」

これやっちまったわ

周りからは、

「え、あのおじさん、夜白って子のお兄さん？」

「うーわ･･････」

「ほほぉ、なかなか…」

などなど、俺を罵倒する声。

「神月君？」

俺の後ろから、低い声がした。

「が、学園長！」

声の主はこの学園の学園長。ルークス・ドレイン。

「仕事をサボって何をしているのかな？」

「…すんませんしたァァァ！」

俺は走って逃げた。

「…俺の印象最悪だろうな」

つくづくそう思う。

第一印象って、大事だよな

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