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利口な鳥(ミルドレット) ページ26

もうすぐ3限目が始まる。

まだ朝と昼の境目ぐらいの時間だ。木の枝から鳥の声が聞こえる。

私は自分の席から教室を見回した。

困った。ネモとルナがいないではないか。


「あの自由人2人め・・・・・・」


どちらが一方でも面倒なことになるのに、それが双方そろっていなくなるとは何事だ。

少々いらだちが外に出つつある。

どうせルナは寝てて、ネモはどこかをぶらついているに違いない。


「仕方ない。探すかー」


私は窓から飛び降りた。無論そのまま飛び降りたら死ぬので、自分に浮遊魔法をかけて。

パラシュートのようにゆっくりと着地。そして地面に魔力を集めていく。

やがて魔力が宿ったその地面にカラフルな、白鳥ぐらいの大きさの鳥が5、6匹寄ってきた。

この鳥は魔皇鳥(まこうちょう)。地面に宿った魔力を餌とする鳥なのでさっきのように地面に魔力を集めれば、こうして寄ってくる。


「ちょっとごめんね。すぐ戻すから」


それだけ声をかけ、魔皇鳥の頭に魔法をかける。

記憶入力魔法だ。プログラム魔法とも言う。動物に一つだけ、命令を仕込むことができる。

私は今、魔皇鳥に『ネモとルナの居場所を教えて』という命令を仕込んだ。

これを受け、魔皇鳥はネモとルナを探しに、大空へ羽ばたく。

これで一安心。もともと魔皇鳥は感知能力に優れているから、すぐに見つけられるはずだ。


「戻ってきたら魔法解除してあげないと・・・・・・」


独りそういって、教室に戻った。

転校生?(花音)→←黒と白の合流 (ルナ・マリアの相棒:白竜)



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(プロフ) - 終わりました (2017年1月1日 23時) (レス) id: f9682346d9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新します (2017年1月1日 17時) (レス) id: f9682346d9 (このIDを非表示/違反報告)
チェス盤(プロフ) - 更新しましたー (2016年12月23日 13時) (レス) id: e293136629 (このIDを非表示/違反報告)
チェス盤(プロフ) - 更新します (2016年12月23日 13時) (レス) id: e293136629 (このIDを非表示/違反報告)
歌菜子 - 終わりました (2016年12月21日 20時) (レス) id: beed06bc94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:北斗七星 x他9人 | 作者ホームページ:kirito03  
作成日時:2016年10月29日 21時

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