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冷静に対処(紅葉) ページ21

3時間目、魔法学の時間は話私が一番得意とする時間。

状態付与の応用と言うか…一応1年の頃と上がっているか、と言うことらしい。

「よっ…」

ゴォッと音がして炎を纏わせた。

「まぁ、1年の頃よりは上がってるかな…」

次は水。

炎をいったん消した。

バシャッと音を立てて水を纏う。

「……ここまではまだいいんだよね…私雷苦手だし」

水の方もいったん消した。

次は雷。

ビリッと音をして雷を纏わせた。

「……はぁ…やっぱり明らかに火と水より弱い、威力も1年の頃より上がってるけど…」

やっぱり弱い。

椿兄さんやルナ先輩なら上手いんだろうけど。

「紅葉は雷をもっと練習しなきゃよね」

「苦手だからね」

アイリスの言葉に思わずむっとしてしまった。

「うわっ!!」

と声が聴こえた。

そっちの方を向くと誤って炎の威力が強すぎて燃えているところがあった。

先生は職員室に忘れ物があるとかで今は個人個人でやっていた。

大混乱の中。

「炎の威力は少し強め、燃えている部分からして強めの水の魔法で…」

と冷静に考えた。

「よっし…みんな離れて!!」

声をかけて水魔法で炎を消す。

「よっ…と」

終わった後から「七海さんありがとう!」とか「七海は水魔法が得意なだけあるよな!」とか

「七海さんうろたえることなくやったね!」とか「七海やっぱ冷静ー!」とか聴こえた。

冷静に対処しなきゃね。

「気を付けてね、回復魔法、使えるなら今直した方がいいわよ」

「紅葉、注目されるのあんまり好きじゃなかったわよね?」

とアイリスに言われた。

「そんなんあのシスコンのせいで結構慣れた」

昼休みに「紅葉ー!一緒に弁当」とか言って私が注目される羽目になるのよ!

あんまり五月蝿い時はドロップキックをかますけど、スパッツ履いてるし。

まず見える心配はない。

「……はぁ……」

昼休みがやだ。

照れ隠し(日下部 輝鞠)→←保健室(月黄泉 美夜)



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(プロフ) - 終わりました (2017年1月1日 23時) (レス) id: f9682346d9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新します (2017年1月1日 17時) (レス) id: f9682346d9 (このIDを非表示/違反報告)
チェス盤(プロフ) - 更新しましたー (2016年12月23日 13時) (レス) id: e293136629 (このIDを非表示/違反報告)
チェス盤(プロフ) - 更新します (2016年12月23日 13時) (レス) id: e293136629 (このIDを非表示/違反報告)
歌菜子 - 終わりました (2016年12月21日 20時) (レス) id: beed06bc94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:北斗七星 x他9人 | 作者ホームページ:kirito03  
作成日時:2016年10月29日 21時

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