【あんスタ】キラキラの魔法

第42話:お義兄さん ページ44

巴「んー！美味しいね！」

『お口にあって何よりです…』

今は皆さんと我が家で食事中……やばい、場違い感が…そもそも、私みたいな地味な女が皆さんと一緒にいていいものなのかな…

くーくんや宗くんはアイドルになる前からの付き合いだから、いいけど…乱さんと巴さんは夢ノ咲からで、漣さんと七種さんはつい最近だし…

「はい、ピザとオムライスおまちどーさま」

『ありがとうお兄ちゃん』

「どーいたしまして。まだなんか注文あるか？」

巴「お義兄さん！キッシュのおかわりをお願いするね！！」

「お前にお義兄さんなんて呼ばれる筋合いはねぇ。てか誰がお義兄さんだ」

巴「いずれは誰かのお義兄さんになるんだからいいでしょ？」

「よかねぇわ！誰かのなんだからお前に呼ばれる筋合いもっとねぇだろ…」

お兄ちゃんと巴さんはこういった言い合いをよくする…見慣れたからなんとも思わないし、会話自体はちょっと面白くて好きなんだよね…言ったら怒られそうだけど

七「お義兄様は本当に料理がお上手ですねぇ！」

「誰がお義兄様だ。悪ノリすんな」

漣「将来の義兄ですかぁ」

「ちげぇよ？お前らの事は母さんが認めても俺は認めないからな。あと、料理は親父も分担してるし、親父のほうがうまいよ」

私からしたら二人とも上手だからなぁ…私はハンドメイド以外は何もできないから基本運ぶ係してるだけだし…昔、包丁の扱いが下手くそでバカしたから出禁になったことあったなぁ

作れない事はないけど私もお母さんも二人に比べたら料理苦手だからなぁ…

乱「Aさんの頼んだ料理食べてみてもいい…？」

『え？あっ、はい…！ど、どうぞ…』

配置的にあーん？っていうのをする事になってしまった…ごめんなさい全国のファンの皆様…殺すのだけは見逃してください。お願いします…

ちなみに四人は後ろでワイワイと騒いでる…すごく仲良くなってるなぁ

乱「ふふっ、美味しいね、このピザもオムライスも」

『はいっ。この2つの料理は私も大好きなんですっ』

父の作ったこのピザも兄が作ってくれたこのオムライスもどっちも美味しくて好き…一番はお兄ちゃん特製アイスだけど…

乱「私のもどうぞ」

『へ！？』

乱「こういうの、あーんって言うんだっけ？はい」

『いや、あの…それは乱さんのですから、私が頂くわけには』

乱「私も貰ったんだし食べて」

『う、失礼します…』

シュンってされた…罪悪感が…

ごめんなさい、ファンの皆様…これは殺されても仕方ない…

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