推しが私に対して敵意剥き出し何ですが２ ページ2
カルエゴくんは続ける。A先生はあくまでも教師統括のダリ先生からの命令で従っているだけであり、全く持ってクソ生意気な新米教師を…不本意ながら！面倒を見るだけである事を肝に銘じ忘れるな。そして！A先生は貴様等の先輩だ！敬わんか！馬鹿者共が！！
「ナベリウス先生、彼等も反省しておりますからもうそのくらいで…ね？」
「……お前は落ち着き過ぎだ、少しは怒れ、叱らんか」
「でもあながち間違ってはいないから…」
カルエゴくんやシチロウくんの事を基準にすればやはり私は弱いし…武闘派の教師達からすれば(７)でも使い魔であるピカチュウがいないと戦闘も出来ない私はある意味お情けの(７)だしなぁ…と思う、ここにいる
「……ゴホン。兎も角ですがA先生は勿論の事。他の先生方にも迷惑を掛けないように心掛けて下さい、そして自身が教師だと言う事を自覚して頂けなくては困りますので」
「「はい…」」
カルエゴくんに叱られ、しょぼんりする二人にイチョウ先生と顔を見合わせて苦笑いした。取り敢えず他の先生達に後の事は任せて、私はイフリート先生を連れ先ずは学校内を案内しようかな？と声を掛けたのである。
ーーー
「ここがAクラス、順番にBクラス、Cクラスと横並びに教室がありますね」
「……元在校生ですので、案内して頂かなくてもご存知ですが」
「で、ですよね…ははは…」
では次に、教師以外は立ち入り禁止地帯を案内しようと足を進める。イフリート先生は学校警備教師だし、こう言う場所には慣れて行った方が良いだろう。
「入学式には毎年数名、度胸試しで禁止地帯に入る生徒さんがいますので必ず見回りを行っております。警備教師はそう言った生徒さんも見守りしつつ、不審者がいないかを確認し巡回していますね」
「……」
全く愛想や会話をする事もない推しの姿に困ったなぁ…と頬をかく。廊下ですれ違う生徒に出会いにこやかに挨拶をする私……とイフリート先生の姿。なるほど、生徒さんには優しいんだ…と言う事はつまり、私に対してだけそんなあからさまに嫌っていると言う事になる。えぇ…結構それってしんどいものがあるぞ？
「一通り回りましたね、元在籍者のイフリート先生は学校を迷うと言う事はないでしょうし…一度職員室へ戻りましょうーー…申し訳御座いません、お先に戻って頂いても構いませんか？少々急用が…」
「はっ？」
推しが私に対して敵意剥き出し何ですが３→←推しが私に対して敵意剥き出し何ですが。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 641人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
akithin.(プロフ) - 凄く面白かったです！更新楽しみにしています！ (4月28日 2時) (
レス) id: 99ff633255 (このIDを非表示/違反報告)
72 - 久しぶりの更新楽しみにしてました！！体調に気をつけて頑張ってください (3月29日 16時) (レス) id: 3801a7866d (このIDを非表示/違反報告)
りんか(プロフ) - とても面白くて読みやすかったです！最近更新されていませんが続きを楽しにみ待っています！！ (2023年4月9日 22時) (レス) id: d3fb5e7475 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - すみませんがもう更新はされないのでしょうか？ (2023年3月26日 0時) (レス) @page29 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - イポス先生の出番！！いつも更新ありがとうございます！！ (2023年2月21日 21時) (レス) @page28 id: 61588fc94f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蒼空 | 作成日時：2023年2月6日 9時
