ふたりきり ページ42
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何て呼ぼうかなと考えていると、大ちゃんが「呼び捨ては？」なんて聞いてくる。
A「ハードル高すぎ。私男の人呼び捨てで呼ぶの限られてるもん」
いつものメンバーである山崎賢人と菅田将暉でさえ、賢人くんと菅田くん。
有岡「むしろいるんだ」
A「野村周平と菊池風磨。周平はくん付けで呼ぶほどいい人じゃないし、風磨はなんか、風磨くんより風磨の方がしっくり来たから」
でも本当にそのふたりくらいかもしれない。
裕太も呼び捨てだけど、彼氏になる前は玉森くんとか裕太くんって呼んでたしなぁ。
友達を呼び捨てで呼ぶ基準なんてほぼないけど。
A「涼介くんでもいいですか？」
山田「いいですよ」
大ちゃんがいるおかげか、その後の話は盛り上がって涼介くんともお互い敬語はなしで喋れるようになった。
大ちゃんいなかったら多分いまだに敬語だったと思うし、涼介くんなんて呼べてなかったよ。
有岡「ごめん、ちょっとお手洗い〜」
まったり話していたら大ちゃんが立ち上がって個室を出ていった。
涼介くんとふたりきり。
A「涼介くんって肌綺麗だね」
山田「え？ありがとう」
A「顔も整ってるし、女の子みたいでうらやましい」
ほんと、神様は不公平というか。
男の人をこんなに綺麗にするなんて。
私に分けてほしいくらい。
山田「Aちゃんもすごく綺麗だと思う」
A「すごく気を使ってるよ。あまり濃いメイク似合わないから、ナチュラルでいれるように頑張ってる」
山田「ナチュラルメイクが似合うよね。俺ナチュラルな子好きだからいいと思う」
A「本当？そう言ってもらえると嬉しい〜」
顔が童顔だからか、濃いメイクをすると浮いちゃうというか。
派手にしすぎると似合わない。
する気もないからいいんだけどさ。
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作者名：ひーりん。
| 作成日時：2018年8月14日 16時
