5-3 基礎の時間 ページ22
授業が終わるとAはみんなに囲まれた。
凛「ちょっとA!すごいじゃん!」
倉「ほんとほんと!なんで隠してたのさ」
A「隠してたつもりはないんですけど…」
戸惑いながらも嬉しそうな顔をするA。
杉「ほんとAすごかったよな!って次小テストか…」
渚「体育で終わってほしかったよね」
杉野は渚と話ながら教室に戻ろうとする。
その途中、渚は人が立っていることに気づく。
渚「…‼カルマくん帰って来たんだ」
業「よー渚くん久しぶり」
カルマの声にAが気づく。
A「カルマ!」
業「久しぶりだねーAちゃん。相変わらず強っよいねー」
A「見ていたんですか…というよりも、昨日遅刻しないように言ったじゃないですか!」
業「あ、ごめんねー」
A「朝、カルマが来ないからイライラして、ストレス発散に烏間先生に勝負しかけちゃったじゃないですか!」
(そんな理由だったの!?)
そこにいる全員がそう思った。
業「そんなに俺が来なくてAちゃんさみしかったー?」
A「さみしかったと言うよりも、楽しみにしていたので、そのワクワク返せ…という感じです」
業「……」
Aの発言にカルマは黙り、少し俯く。
耳が赤く見えるような気がした。
(コイツらどんな関係!?というかAの男子の名前呼び渚以外にも存在したのかよ‼)
E組の生徒たちはこう思っていた。
Aは女子には名前呼びをしているのに対し男子には苗字にくん付けのどこかよそよそしい感じだった。
渚は最早女の子だから名前呼びだったのだろうという解釈はこの赤羽業の登場により、簡単に壊れたのである。
業「わ、あれが例の殺せんせー?すっげ本トにタコみたいだ」
E組がそんな思想を繰り広げていたところ、カルマは俯いた顔をあげ、何事もなかったかのように暗殺対象のところに向かった。
殺「!赤羽業くんですね。今日が停学明けと聞いていました。初日から遅刻はいけませんねぇ」
業「あはは生活リズム戻らなくて」
A(やっぱり…)
そう言い訳するカルマにAは少し呆れた表情を見せた。
業「気安く下の名前で呼んでよ。とりあえずよろしく先生‼」
そう言って手を差し出すカルマ。
A(カルマってあんなに爽やか青年でしたっけ？)
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あみ - 面白いですね！私の周りにも赤城という人がいるのでうらやましいです！ (2020年3月19日 7時) (
レス) id: 8666f27a09 (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 3-2の、英語カッコいいです！ (2016年8月23日 13時) (レス) id: 1ae66d2aef (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - あの、1ー2の烏間先生が、微生物と言っているところは、超生物だと思います。 (2016年5月12日 17時) (レス) id: 85011434c6 (このIDを非表示/違反報告)
マイルノ - 「いちいち」ではなく、「いまいち」だと思います！間違ってたらすいませんm(__)m (2015年1月24日 20時) (レス) id: 7300c6355d (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ(プロフ) - ユミキさん» 間抜けな人やのろまな人を罵る言葉らしいです！正直私もそんな深い意味を持って使ったのではなく、よく昔から｢おたんこなす｣って人を貶す時に使う言葉だなー。ぐらいの勢いで使ってしまったので、調べて初めて意味知りました！なんかありがとうございます！ (2014年10月14日 22時) (レス) id: f2c085c21c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさぎ | 作成日時：2014年10月6日 11時
