5-2 基礎の時間 ページ21
磯.前「くっそ」
2人が同時に攻撃を仕掛ると、2人の腕を烏間がつかみそのまま地面に薙ぎ払う。
烏「俺に当たらないようではマッハ20の奴に当たる確率の低さがわかるだろう。見ろ!今の攻防の間に奴は砂場で作った大阪城を造った上に着替えて茶まで立てている」
A(よく砂で大阪城つくれましたね…)
烏「クラス全員が俺に当てられる位になれば少なくとも暗殺の成功率は格段に上がる。ナイフや狙撃、暗殺に必要な基礎の数々、体育の時間で俺から教えさせてもらう!」
烏間はさきほど薙ぎ払った2人を起こし、そう言い切った。
A「烏間先生。私とも勝負してもらえませんか?」
烏「‼…今のを見た上で俺に挑みたいと?」
Aの発言は烏間だけではなく、E組全員や、近くで大阪城を建設した殺せんせーまでもが驚いた。
A「はい。幼い頃から武道はたしなんでいます」
烏(なるほど、経験者か)
烏「いいだろう」
烏間が許可を出すとAはナイフを構え、挨拶をすると、攻撃に出た
烏(‼…さすが経験者だけあってさっきの2人とはレベルが違うな。…だが甘い!)
Aの攻撃は当たりはしないものの烏間も先ほどのような余裕ではなく、本気ではないものの真剣に戦っている様子が生徒たちには伝わった。
(A強ぇぇぇぇぇ)
生徒たちはAのこんな姿を見たことがなく、むしろ運動はあんまり得意じゃないのかと思われていた印象も、軽く塗り替えたのであった。
A(…さすが烏間先生。余裕ですね…というかやはり邪魔ですね…)
Aは邪魔だと思ったナイフを投げ捨て、回し蹴りを決めようとする。
最早ナイフ当ての勝負ではなくなった。
烏(むしろナイフが邪魔で、本気で戦えなかったというわけか…)
Aの回し蹴りを手で受け止める。
A「…‼」
さっきの2人同様、地面に薙ぎ払われた。
この勝負余裕で烏間の勝ち。
A「負けました…」
烏「いい素質を持っているな。だがあくまでこれはナイフ当ての勝負だ。ナイフを捨てた時点で赤…Aさんの負けだ」
赤城と言いそうになったところだったがAと言い直した。
A「すいません…」
烏「いや、素質は本物だ鍛えれば、ナイフを持ってでも本気で戦えるようになる」
A「はい!」
キーンコーンカーンコーン♪
丁度5時間目の終わりを告げるチャイムが鳴った。
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あみ - 面白いですね！私の周りにも赤城という人がいるのでうらやましいです！ (2020年3月19日 7時) (
レス) id: 8666f27a09 (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 3-2の、英語カッコいいです！ (2016年8月23日 13時) (レス) id: 1ae66d2aef (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - あの、1ー2の烏間先生が、微生物と言っているところは、超生物だと思います。 (2016年5月12日 17時) (レス) id: 85011434c6 (このIDを非表示/違反報告)
マイルノ - 「いちいち」ではなく、「いまいち」だと思います！間違ってたらすいませんm(__)m (2015年1月24日 20時) (レス) id: 7300c6355d (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ(プロフ) - ユミキさん» 間抜けな人やのろまな人を罵る言葉らしいです！正直私もそんな深い意味を持って使ったのではなく、よく昔から｢おたんこなす｣って人を貶す時に使う言葉だなー。ぐらいの勢いで使ってしまったので、調べて初めて意味知りました！なんかありがとうございます！ (2014年10月14日 22時) (レス) id: f2c085c21c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさぎ | 作成日時：2014年10月6日 11時
