39、うわ言、戯言 ページ41
Ｎside
Ｋのパソコンからブックマークを開くと、そこにはもう一つ、調査をしたものが。
Ｔ｢なんだ？この表｣
｢どれどれ？｣
『特別保護区指定・飛躍研究所』
なんだこれ。
｢ちょっ！これ見て｣
Ｔ｢なんだよ｣
その表の下、小さく書かれてある文字を読み取る事が出来た。
“才能のあるものを活かす場所であり、有能な人材が求められる。そしてこのような研究に関わるにあたり、最年少で携わった者がいる”
Ｔ｢凄い奴も世の中にいるんだな｣
いやいや、貴方も充分凄いですけどね！？
高校生で怪盗やってますから。
Ｔ｢なぁ、これって｣
Ｔが指し示した“二宮和也”の文字。
｢え、これって、え？｣
Ｔ｢……だよな？しかも二宮先生、最年少で携わった奴だ｣
｢マジか！？じゃあＫが調べてるのは何で？｣
Ｔ｢関係があるのかも─｣
Ｃ｢ねぇ、二人とも遅いんだけどー！｣
ヤバイ来る！
パソコンを急いで閉じて二人で隠すように立った。
Ｃ｢本当に何やってるの？Ｈが料理作りたがってるんだけど！｣
｢ごめんごめん、ずっと探してたんだけど、やっぱ無いから戻ろうと思ってて｣
Ｃ｢なら良いけど。早くしてよ｣
あぁ怖い。
Ｃこと知念侑李は、毒舌で恐ろしい。
でもルックスが可愛いと、どうして人は許してしまうんだか。
人類の永遠の謎になることでしょう。←
Ｔ｢なぁ、今の写真撮っといて｣
｢え、なんで？｣
Ｔ｢良いから。なーんか引っ掛かるっつーかさ｣
確かに引っ掛かるのも分からなくはないけど…。
Ｔ｢じゃ、宜しくな｣
ニコって笑って去っていった。
待って超カッコよかったよ！
俺はあれの方が撮りたかったけどなぁ。
──────────────────
相葉side
松潤から、ニノと険悪な雰囲気になった
ってメールで教えてもらったけどさぁ。
俺がどうこう出来る問題でもないよね。
ぶらぶらと歩いて懐かしさを味わっていると、
路地裏から男が走って来るのが見えた。
危ないって思って避けようとしたけど(当たってきた？のか)結果ぶつかり、チッて舌打ちされた。
舌打ちしたいのはこっちなんですけど。
いらっときたけど声には出さない。
焦ってたように見えたけど……路地裏で何かあったのか？
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作者名：柊 | 作成日時：2017年11月18日 23時
