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薄暗く、下部分が少し明るくなっている時間
僕は既に起きていた
「(やった、)」
制服に身を包み、その時を待つ
出発まであと少し、僕は鼻歌を歌って上機嫌だ
これで女たちや他人同然の弟からおさらばできる
すると、ついに僕の部屋に運転手が訪れた
「出発の準備が出来ました」
「すぐに行く」
僕は鞄を取って、用意してある車に向かった
重くのし掛かっていた何かが完全に消え、身体が軽い
静かな中に足音だけ、響いていた
が、なんとなく違和感を感じた
誰かの心の声が聞こえるな、、
_______に....た..い..
少し小さい、これは別に気にしなくてもいい程度だ
「兄様」
「...驚かせるのはやめてくれ」
どうやら声の主は弟だったらしい
心の声を聞いていたから、突然現れたように見えて驚いたじゃないか
僕はじゃあ、と言ってその時を立ち去ろうとする
____が制服の裾を引っ張られ、阻止される
気分が一気に下がるのを感じた
「兄様、来年は高専で一緒に居てくれますよね」
「それはキミ次第だ、五条悟」
それだけ言うと、僕は彼から裾を引き剥がして車へ向かった
_____来年も絶対、悟から逃げる
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あに - さばさん» ありがとうございます!今週は受験ですが、しっかり更新しますよ!! (2021年2月27日 10時) (レス) id: c690f12c7c (このIDを非表示/違反報告)
さば - すっごく好みです!お話もとても面白くて、いつもハラハラしながら見てますww更新頑張ってください!! (2021年2月27日 1時) (レス) id: b656b0775a (このIDを非表示/違反報告)
あに - しょこらさん» ありがとうございます!生きる糧をなるべく多く出せるように、一日一日頑張ります!! (2021年2月25日 22時) (レス) id: c690f12c7c (このIDを非表示/違反報告)
しょこら(プロフ) - 今日のお昼から読んでます!私の新たな楽しみになりました!生きる糧をありがとうございます!!応援してます! (2021年2月25日 19時) (レス) id: 25ff16876a (このIDを非表示/違反報告)
あに - 花冠さん» ありがとうございます!安心して下さい、完結まで絶対やります! (2021年2月24日 23時) (レス) id: c690f12c7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あに | 作成日時:2021年2月20日 18時