【呪術廻戦】三億の兄様【男主】

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Aside


「(やっと帰った)」


弟が泣くとは思わなかった

親に反抗的な彼を泣かせるなんて、僕は相当な毒を吐いたんだな


「あっ、あの」


女か？まったく、諦め悪い

そう思ったが何か様子が違うみたいだ


「御当主様がお呼びです」


「...。」


当主からか、、、

僕は無言で立ち上がり、当主の部屋へと向かった


_______

____________



広い廊下を歩いて当主の部屋へ着いた

来る途中にも、女たちの声がして機嫌は最悪だ


「当主殿、何か御用ですか」


「あぁ、お前の今後の事でな」


今後、僕には殆ど選択権なんてないだろう

そして僕も道を選ぶ気はない


「今後、お前には呪術高専に通ってもらう」


「...。」


「京都か東京かは任せるが、卒業後はこちらが決めた相手と婚約しろ、以上だ」


「はい、承知しました」


大体、想像していた通りの未来だ

僕は何も思わず、戻ろうとすると声が聞こえ一歩踏み出した所で止まった


「お前の心配はしないが、悟みたいになってくれるなよ」



_____家の繁栄を考えない奴などいらん



「...御心配なく」


それだけ言うと、再び戻るために歩き出した

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