+ ページ32
*
「洋平さんはねー、ちょっと前に職業変えたんだー」
「そうなの?何にしたの?」
「ふふっ。それはー・・・、はいっ、遊び人!」
そう言って職業欄の画面を見せた。
「はあ!?俺のどこが遊び人なの?めっちゃ働いてるでしょ。
遊ぶ暇ないくらい曲作ってますけど?」
「だって、あのスーツめちゃくちゃかっこ良かったんだもん」
「スーツって、ああ、ちょっと前に載せたやつ?」
「かっこいい!って、ネット上が騒然としてたやつです笑」
少し前に洋平さんのSNSに投稿された
ハイブランドでキメた細身のブラックスーツ姿。
これぞ洋平さん!って感じのスタイルで
本当にカッコ良かった。
「あんなカッコ良い人がいたら、
遊ばれてもいいなーって思っちゃいそうだなって」
「それで遊び人にしたの?笑」
「世の中の女の子、みんなコロッといかせちゃいそう笑」
「うわー、なんか危ないなあ。
Aはそんな男に引っ掛からないでよ?苦笑」
「洋平さんがいるのに引っ掛かるわけないですー笑」
そんな私の言葉に、
どうだかね?なんて笑っている。
「それ、あとどれくらい掛かるの?」
「んー、多分あと10分くらい、」
「そっか、分かった」
ぽん、と頭を撫でられると、
洋平さんはベッドから出ていった。
シャワーでも浴びに行ったのかな?
じゃあその間に、
遠慮なくレベル上げさせていただいちゃおう♪
そう思ってゲームに集中し始めてから少しすると、
寝室のドアが開く音がした。
あ、洋平さん、戻ってきたんだ。
意外と早かったな。
もうちょっとレベル上げしたかったけど、
そろそろ終わりにしないと本当に拗ねられちゃうかも笑
そう思ってキリの良いところで終わらせようとしたら
ギシッと音がして、
視界が暗くなって影が落ちた。
「ねえ、君の名前なんていうの?」
「え?」
意味の分からない問い掛けに顔を向けると、
ベッドに乗ってきたと思っていた洋平さんが
「、、、え、洋平さん、それ、、」
*
127人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
叢雲(プロフ) - 吉野さん» インタビューとかが急に増えたりしてあたふたしておりました。読み逃してるのがありそうだなって心配になったりとか笑。またぼちぼち書いていこうと思いますのでお時間のある時に読みに来ていただけると嬉しいです(^-^) (2021年4月2日 0時) (レス) id: 1b9e74f105 (このIDを非表示/違反報告)
吉野 - お忙しいのに、更新ありがとうございます<(_ _)>アルバムの発売の後のシングル発売と忙しいですが楽しみですね( ´艸`)季節がら体温調整が大変ですが、身体に気をつけて素敵な毎日をお過ごしくださいませ(*ゝω・*)ノ (2021年4月1日 17時) (レス) id: 39e224bf48 (このIDを非表示/違反報告)
叢雲(プロフ) - あゆさん» こんばんは!最近のメディア露出の多さに追いつけなくて、なかなか更新出来ずごめんなさい!私も最後の演奏を焼き付けようと必死で見てました。打ち上げめちゃくちゃ面白かったですね。最後でもあんなに楽しい姿を見せてくれるドロスがやっぱり大好きです。 (2021年3月23日 0時) (レス) id: 42eaa68bdd (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - こんばんは。更新ありがとうございます。幕張、泣けてしようがなかったですね。目に焼き付けようと思って力いっぱい見てました…。確かに、打ち上げが楽しくてだいぶ悲しみが薄れて良かったです。笑。誰かを思って書く歌詞、考える曲名、いいですよね。 (2021年3月22日 0時) (レス) id: 573a0c9105 (このIDを非表示/違反報告)
叢雲(プロフ) - かずさん» はじめまして!こちらこそお読みいただいてありがとうございます。ほぼ洋平さんだらけで他メンバーの出演率低めですが、これからもどうぞよろしくお願いします(^-^) (2021年1月12日 23時) (レス) id: 1deb3d5bb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:叢雲 | 作成日時:2020年3月6日 23時