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7話 ページ7

※ここから杏美香は「」でいきます




放っておこう



宮野くんって本当に何考えてるか分からないよ




「久しぶりに男の子とお話したかも…」


なんだろう、宮野くんの表情がすごく心に引っかかる



――次の日

やばい、今日提出の課題忘れた…


私は朝早く学校に来て急いで課題を終わらせている最中です( ᵒ̴̶̷᷄௰ᵒ̴̶̷᷅ )


「何この問題!分かるわけないでしょ!」

確か資料室にこれの解説あったような…
行くしかない



資料室までの距離は約5分割と遠い



やっと着いた…




――バタン!!!




な、なぬ?!?!




恐る恐る資料室の扉の奥を覗いてみる。







バスケ部の男子が5人いて
その中に宮野くんが跪いているのが見えた


藤原「お前、気に食わねぇんだわ」


羽田「どうする?1発殴っただけで怖がってもくれないんだけどコイツ」






今までの宮野くんのことが脳裏をよぎる




これは



いじめだ…






主犯は恐らく藤原くんと羽田くんだ



藤原「そういえば俺さ父さんからライターぱくってきたんだわー」


羽田「いいもの持ってんじゃねぇか!」



は?こいつら何をする気なの?
どうにかするにもここから職員室に行ってたら10分はたってしまう

恐怖で足が動かない…





藤原「顔だと傷でバレるから見えないとこにしようぜ!」


羽田「お前ら今服脱がすから抑えとけよー?」


羽田くんがそう言うと他の3人が宮野くんを抑えた

羽田くんが服を掴んで脱がそうとする



大翔「やめ、」



ライターがボッと音を立てた



宮野くんと目が合った気がした…

助けてって顔してた。



大翔「嫌だ…」









―バタン


「ねえ!何やってるの?」





藤原くんは急いでライターを隠した




羽田「松崎さん 今の見てないよね?」



「なんの事?私今…から先生とここで面談する…んだけど…何してたの?」


すごくダサい
めちゃめちゃ声は震えてるし全然強そうじゃない
こんな嘘通じなかったら大変だ




藤原「おい、行くぞ」



5人は奇跡的に出て行ってくれた





「はぁっ」


安心で思わず床に座り込む








大翔「松崎さん」




「ごめん、関わるなって言われたのに」









大翔「ありがとう」









宮野くんからそんな言葉が出るとは思ってもいなくて



生まれて初めて私は人前で泣いた

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作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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RE:0096 - いい話...感動ですわー。(最終回のタクシーの運転手、リア充のイチャイチャなやり取り見せられてたんか....w) (2020年7月18日 23時) (レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セピ | 作成日時:2020年4月28日 23時

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