22話 ページ22
「グスッ…ウッ……」
泣きながら一人で帰る道は長く感じた。
周りの人に見られながら
私はどうしたらいいのか考えた
「もう、無理なのかな」
私が宮野くんを救うことも
私が人を信じる事も
?「いた…」
――え
「い、いゃ」
そこには、亮さんがいた
「なんでいるの」
亮「杏美香ちゃん、やっぱりやり直そう!
俺が悪かった!」
「あなたはなんにも変わって無いのね」
「言ったでしょ!もう終わってるの!!」
亮「杏美香ちゃんは子供だなぁ。俺の言う事聞けばいいって言ってるじゃない」
気持ち悪い。こうやって自分が不出来だって洗脳しようとしてくる言い方。
「あなたのせいで…私がどれほど苦しんだと思ってるの?!人の気も知らないで、子供なのはあなたの方よ!!」
私は叫んで彼に背を向けて歩き出す
これでいいの、もう関わりたくないの!
――バッ!
「いやっ!!」
後ろから亮さんが私を抱きしめてきた
「いやっ!離して!!」
亮「杏美香ちゃん…!杏美香ちゃん、!」
亮さんは私を離してくれない。
涙は出るし気持ち悪い、どうしたらいいか分からない
このまま連れてかれたら…
あぁ、宮野くんと抱き合った時はあんなにも暖かい気持ちになったのに…
苦しい
――ドサッ
物音がして振りかえる
「えっ」
愛梨「杏美香っ…!」
そこには目を丸く見開いている愛梨がいた
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RE:0096 - いい話...感動ですわー。(最終回のタクシーの運転手、リア充のイチャイチャなやり取り見せられてたんか....w) (2020年7月18日 23時) (レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セピ | 作成日時:2020年4月28日 23時