15時15分、ここで会おう。【名前変換オリジナル】 (ページ20)

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20話ページ20

いよいよ作戦決行の日

予想通り宮野くんは藤原くん達に呼び出された

私はその影からみんなを追う

体育館裏に着いた

藤原「金は持ってきたか？」

大翔「持ってねえよ」

羽田「は？昨日言ったよな」

大翔「お前らになる金なんて、一銭もねぇよ」

藤原「お前っっ！」

――バキッ!!

ｳｯ

宮野くんは藤原くん達に殴られてる

今だ、撮るしかない

しかし私はカメラを消音にすることを忘れていた

カシャッ

藤原「おい、誰だ」

やばい、どうしよう

羽田くんがこっちに近づいて来る

羽田くんが私の腕を掴んで引き寄せた

――グイッ

「いやっ！」

藤原「松崎…お前この間も邪魔したよな」

羽田「お前、あいつのグルかよ」

ヤバいどうしよう

大翔「ちげぇよ、ただ写真撮ってただけだろ」

えっ

藤原「でもこいつ見たよな、どうする？裸にでもさせて大人しくさせるか」

こいつらほんと最低だな…

大翔「頼む、そいつは関係ないんだ。金渡すから離してやってくれ」

宮野くん…

羽田「わかったよ早く金渡せ」

宮野くんはお財布の中身を全て渡した

藤原「明日も頼んだぜ～」

藤原くん達は帰っていった

「ごめん…」

大翔「良かった、無事で」

こんな時も私のことを考えてくれる宮野くんは本当に優しい。

大翔「でも、もう怪しまれている以上松崎さんに
頼むことはできない。」

「そ、そんな…」

大翔「巻き込んじゃってごめん、松崎さん」

大翔「もう、会わなくても大丈夫だから」

宮野くんはそう言ってい去っていった

なぜだか、胸が苦しかった