【wrwrd】私を見てほしかった【zm】

５話 ページ6

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私は今日も仕事。



珍しくゾムより早めの出勤



『いってきます』



ゾ「いってら」



リビングでくつろぐ彼はきちんとこちらを


見て、言ってくれる



いってらっしゃい、なんて久しぶりに言われた


いつもゾムのが出勤が早いから


家を出る時に言っても、返事をしてくれる人はいないから









・









コ「でな、シャオさんがなw」



今は休憩時間。



シマくんは上司であり、ゾムのすごく仲の良い友人



ゾムの特に仲の良い13人の友人達は



私とも仲良くしてくれる


みんな個性豊かで面白くて優しい



シャオちゃんと大先生とロボロくんが同僚で


ショッピくんは後輩



グルさんは社長さんでトントンさんはその右腕的存在


マンちゃんとらんらんとぺ神とエミさん



は取引先のお偉いさん



噂では兄さんも取引先のお偉いさんらしい



チーノ君は何やってんのか知らない


多分トントンさんのお手伝いとか裏で色々


頑張ってるみたい




年上の人が多いけどみんな気軽に接してくれて


私にもタメ口とか要求してきて


すごく優しくて思いやりのある人達




『シャオちゃんまた書類ミスしたの？w』



コ「せやでwやから、今トントンに謝りに行ってんw」




今度、トントンさんに差し入れでもしよう…w



いつもグルさんに振り回されてるから隈がすごい…




『可哀想だからシマくんだけはちゃんとしてねw』




ね、ゾム。


みんなね、ゾムの彼女だから私に優しいんだと思うの



だからね、もしあなたに今私とは別の


彼女さんがいるんだったら


その人を選んで私を捨てるんだったら、


その人がみんなと仲良くなる未来があるってことだよね



せっかくみんなと仲良くなれたのに


私は引き剥がされちゃうってことだよね。




もし、もし、その時がやってくるのなら、



もし、私のワガママが一つだけ許されるのなら、








”みんなとずっと友達でいたい”





って言ってあなただけを捨てたら




叶えてもらえますか？

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