【wrwrd】私を見てほしかった【zm】

１４話 ページ15

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ゾ「上がったで、寝よか」


『おかえり』



布団に入ってくる



『…あったかい』



また泣きそうになる。我慢。

いつも寝る時は1人だから。最近ずっと

ゾムは夜、いないから。





私をそっと抱きしめてくれる。



私も抱きしめ返す




『…好き、大好き、』


ゾ「俺もやで。大好き」


その言葉も久しぶりに聞いた



別に嘘でもいい、口合わせでもいい



『かっこいい、優しい、大好き、』




私の口からは言葉が溢れて止まらない




ゾ「なんや、今日はえらい積極的やな…



したなるから、やめてほしいねんけど、



A体調悪いやろ？」





…私にまだ、そんな気持ちを持ってくれるの？



浮気相手がいるのに、他に本命がいるだろうに


まだ私としたいって思ってくれるの？









『…ぃいよ、…し、よ？』



未だにこういう言葉を言うことには慣れない


むしろ、慣れたくないけど






ゾ「…じゃ、遠慮なく。」




部屋に水音が響き出す



涙が流れる







生理的なものか感情的なものなのかは




誰にも分からない

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