本当のパパは誰なの？ Part2

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『GENEと住んでる時にはね
どんなに忙しくても冷蔵庫に作り置きがあって
いっつも日替わりでメンバーが置き手紙を
してくれてたの…それが家に帰ったとき
すっごく楽しみだった…
臣の家に行ってから嬉しいとか楽しいとか幸せって
思ったことないし思えないの』


健)で、もう我慢出来ひんってなったときに
　イジメっぽいのは始まるし臣ちゃんは
　女の人と何かあるっちゅうことか…


『しかも、学校の人たちとか友達には
本当のパパが臣で育ててくれたのはGENEなんて
言わずに施設で育ってる設定で過ごしてるから
臣の家に居てツライことがあっても
誰にも相談できないし…音楽室でピアノ
弾いてるときと部屋でGENEの動画見てるときが
1番私らしくいられた気がするんだー』


健)…Aも色々あるんやな


『こんなこと健ちゃんにしか言ってないから
メンバーに言わないでね』


健)俺、口は硬いから任せとけ！


『それは、どうだか笑』


健)じゃあ、GENEのとこ戻ったらええやん


『…私さ、臣の家に本当は行きたくなかった
ずっとGENEのみんなと過ごして居たかった…』


健)最後までは聞かへんけど
　 色々と考えてるんやな


『高校は寮があるところにするし
もう、みんなには関わらないつもり』


健)そうか…Aの人生やし
　 口出しはせえへん。
　 でも、臣ちゃんには俺が預かってること
　 LINEするからな


『なんで…』


健)さっきからグループLINEで
　Aの行方知らない？ってうるさいんや笑


『こういうときだけ父親っぽいことするんだ…』


健)あんなやつやけどAちゃんのことは
　 大切にしてると思うで？


『……でもGENEのみんなから
たくさんの愛を受けて育った私には
今の生活が苦しく感じるの
こんなこと贅沢すぎるしファンに殺されそう』


健)もう、今日は黙って寝とけ笑


『健ちゃんベッド貸してね』


健)お金取るからなー。


『じゃあ、ソファーで大丈夫でーす』


健)嘘や!ウソウソ笑
　 ベッドでゆっくり寝たらええよ


『…ありがと健ちゃん!』









Aはどんだけの荷物を背負って
毎日を過ごしてるんやろ…

臣ちゃんが本当のお父さんで
GENEは育ててくれたお父さんたちって感じか？


Aはどんな大人になるんやろ
他の中学2年生より発言は大人びてるけど
寝顔なんかキレイやけど幼い幼いやんけ笑









……A、幸せになれよ

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