果報者3 ページ49
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『赤色から秀一を連想させて...なんか秀一を切るのは縁起悪いじゃん』
降谷「...俺だったらその場合赤色を切るから、俺に聞いたらお陀仏だったな」
案の定れいにぃはピシッと表情を変えた。
ほら言ったやん。
その変わったれいにぃを気付かないふりをして2人でははっと笑う。
いやいや、笑い事ではない。
風見さんはそう言いたげな表情をしていた。
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・・・
降谷side
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その後、風見は仕事があると言って病室を去り、今は病室に俺とAの2人きりになった。
『もし手動スイッチ制の爆弾なら、上矢は殺そうと思ってた。』
降谷「死亡者がいなかっただけマシだろう」
よくやった、とAの頭を撫でる。
その時、ふと疑問が頭をよぎる。
上矢はAにとって憎き相手。
他の人に拘束を頼むなんて思わなかった。
降谷「お前程の銃の腕前なら、即死出来ただろう?どうしてこんな傷つく選択をした」
さっさと殺してしまえば、Aがこんな怪我をすることもなかったし、早く終わった。
『って、あれ?私、れいにぃに銃の腕があること言ったっけ?』
Aの質問に俺は簡単に教える。
ブルーが来た、と。
「このままだとAが人殺しになっちゃう!止めてくれ!!」ってあの時焦った様子でブルーは言っていた。ブルーは警察機関が嫌いなのか、極力俺らには会わないようにしていた。
そんなブルーが俺の前に姿を現したのだ。
その時、拳銃の扱いが上手い事も聞いた。
それにかなりの腕前だとも。
『ハハ...あのやろー』
Aは笑ってそう言った。怒っている言葉とは違い表情は柔らかい。
それにね、とAは言葉を続ける。
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『“この世に死んでいい人なんていない”』
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「俺は死ぬことがこの世のためになる人がいるなんて間違っていると思う。」
「どんな人でも変わることはできる。
話し合えば、きっと...」
────
『...って教えてくれた人がいるからね』
誰かは知らないが、Aの考えを変えてしまうなんて、相当の人物だろう。
『これで兄貴は喜んでいるかな』
降谷「あぁ」
それからAに俺の知っている白川の事を伝えた。
降谷「俺は最後の白川との対面で、Aの事を頼むと言われた。普段プライドが高くて頭なんて下げない奴が俺に、、いつもライバルだと敵視していた俺に頭を下げたんだ。」
あの時の白川の様子を事細かに伝えていく。
少なくともあの時の白川との出会いが俺らの中では最新だろう。
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トロ丸くん(プロフ) - 初コメ失礼します。凄く面白くて大好きです!ただ、理解者2から3にかけてがおかしくなっているので修正したほうがいいと思います。更新楽しみにしています! (2020年4月11日 9時) (レス) id: 1357d0851f (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです!番外編とかでもっとジンとの絡みが見たいなぁと思ってますw更新頑張ってください! (2020年4月10日 15時) (レス) id: 51ee7cd96d (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - 面白いです最新待ってます頑張ってください (2020年4月2日 0時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
斉藤さん - 続編おめでとうございます!待ってました!!今度はジンのターンですね( -ω- `)フッジン好きの私にはニヤけが止まりませんw (2020年3月20日 23時) (レス) id: 4ec1a4318b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:235711 | 作成日時:2020年3月15日 19時