侵入者6 ページ27
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ルパ「...行っちまったな」
次元「あぁ」
俺達のアジトから出ていった2人の後ろ姿を見送ったのは数分前の話だ。
ヴェスパニア王国以来、久しぶりに会ったAは少し痩せていた。
話を聞くに、Aは前まで住んでいた所からは移動し、GATEと本格的にドンパチやろうと考えている。
だから、滅多に言わないことを言っていた。
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『銃を一丁、貸してほしい』
Aにお願いがあると言われた。
何かと聞くとそう唐突にそう言われ、疑問を持つ。
次元「...?お前、あれがあるだろ」
Aには俺が与えたコルトM1908がある。
壊れたのか?と聞くとAは違うと首を振った。
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『あれは人を殺すためのものでは無いから』
ハッキリ俺の目を見てそう言ったAの言葉には覚悟が含まれていた。この感じ...
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次元「…殺る気なのか」
『まあ場合によっちゃね』
そう言ってふぅ、と溜息をついたA。
次元「生半可な気持ちで武器を持つことはやめた方がいいぞ?情けなんてかけられる立場ではないからな。」
『分かってるよ』
俺を見ていたAの視線は机に移った。
次元「...ならこれだ。」
『は?これは...』
俺が出したのは俺のマグナム。
恋人同様の拳銃だ。
『は?これは次元の大事な彼女みたいなもんでしょ?私なんかに...』
次元「生きてコイツを俺に返しにこい」
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次元「必ずな」
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ルパ「俺からのプレゼントも次元の銃なら間に合うし、良かったぜ。Aの相手が爆弾を使うのは分かってたからな」
峰「でもあれ、1発だけなんでしょ?大丈夫かしら」
次元「Aの事だ、機会を間違うことはねぇだろ」
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お前なら出来る。
勝てる。
上矢にかましてやれ、A。
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・・・
誰もいない地下室。
ベットの傍にはパソコンが置かれている小さな机がある。
先程前まで女が寝ていたベッドに腰掛けた。
もう温もりは残っていない。
たまたまパソコンに電源を入れると、受信ボックスに知らないアドレスからのメールが着ている事にふと気づく。
躊躇わずにそのメールを開けた。
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トロ丸くん(プロフ) - 初コメ失礼します。凄く面白くて大好きです!ただ、理解者2から3にかけてがおかしくなっているので修正したほうがいいと思います。更新楽しみにしています! (2020年4月11日 9時) (レス) id: 1357d0851f (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです!番外編とかでもっとジンとの絡みが見たいなぁと思ってますw更新頑張ってください! (2020年4月10日 15時) (レス) id: 51ee7cd96d (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - 面白いです最新待ってます頑張ってください (2020年4月2日 0時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
斉藤さん - 続編おめでとうございます!待ってました!!今度はジンのターンですね( -ω- `)フッジン好きの私にはニヤけが止まりませんw (2020年3月20日 23時) (レス) id: 4ec1a4318b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:235711 | 作成日時:2020年3月15日 19時