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「おはようございます。ってあれ、副長。今日は頭アフロになってませんね」

「まあな」


私の部屋兼診療室に戻ると、あちこち煤だらけで傷だらけの副長の姿があった。


「毎朝お疲れ様です」

「まったくだ。おいA、お前あの気違いの頭治す薬作ってくんねーか」

「あれは薬じゃどうにもなりませんよ。脳外科行って脳を解剖してもらわないと。まあ暗殺については方法が無い訳じゃありませんけどね」

「どんなのだ?」


擦り傷に傷薬を塗りながら私が答えると、副長は見事に食いついてくる。


「簡単な話です。あの人の夕食にだけ睡眠薬混ぜて、早起き出来ないようにすればいいんです。上手くいけば朝の暗殺は出来なくなりま『聞こえてんぞ医者モドキ』……。」


断りもなく襖を開けて入ってきたのは件の男。

真選組一番隊隊長、沖田総悟。

真選組最年少で随一の剣士にして巷じゃサド皇子なんて呼ばれてる、副長曰く「気違い」野郎。

今日も今日とてその腹立たしい面を引っ提げて立っている。


「おーいA。口悪いぞ」

「副長、心の中を読まないで下さい。デリカシーを持ってください。

…にしても隊長は相変わらず私のセリフ遮るのがお好きなようで」


今朝もバズーカの破壊音でセリフを遮られた。

そんなに私のセリフを遮るのが好きか。そうなんだなドS野郎。(意図してやっていないのは分かってるけど)


「怪我をしていないなら入って来ないで下さい。ああ、頭の中怪我してましたっけ?済みません脳外科行ってくれますか、管轄外なので」

「残念ながら頭はピンピンしてらァ。それよか医者モドキ、飲み薬下せェ」

「?どこか具合でも?」

「いや、土方を永遠に眠らせる薬でさァ」

「テメェ何ろくでもないこと言ってんだ、あァ!?大体Aがそんなもん作る訳が『良いですよ』……えっ?」


目を点にした副長をよそに、私は微笑む。


「ただし、効果を確認したいので先に服ど……じゃない飲んで下さいね」

「ちょ、今服毒っつったよね、この子医者なのに服毒っつったよね?」


突っ込む副長はスルーし、沖田隊長はにやりと笑う。


「そんじゃあお前も飲むよなァ?医者なんだからよ」

「生憎私は貴方と心中なんて真っ平御免被りますので一人で天に召されて下さいな」

「待てなんかもう毒って公言してるけどいいの?」


副長のツッコミは再び無視。私と沖田隊長の間には激しい火花が散っている。


「無視すんな!お前ら一旦落ち着け!!」

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茸筍 - でも、カッコいいわ (2021年7月11日 21時) (レス) id: ca7cb48629 (このIDを非表示/違反報告)
茸筍 - 吉沢亮に血染めの犬の餌投げつけるかw w w (2021年7月11日 21時) (レス) id: ca7cb48629 (このIDを非表示/違反報告)
霜夜華(プロフ) - さわさん» そこまで喜んでいただけて嬉しいです!(*^▽^*)続編も頑張ります!! (2017年5月29日 22時) (レス) id: 9126ee9e9d (このIDを非表示/違反報告)
さわ - やったァァァァァ!!w続編なんてすっっっごく嬉しいです(*-`ω´-)9 ヨッシャァ!!楽しみに更新待ってますね!(*´ω`*) (2017年5月29日 22時) (レス) id: e6f444c96b (このIDを非表示/違反報告)
霜夜華(プロフ) - mokamoiさん» い、いちばんですか!?(゜ロ゜;ノ)ノそんな、とても恐れ多い誉め言葉を頂けるなんて光栄です・・・!ありがとうございます!頑張ります! (2017年5月29日 5時) (レス) id: 9126ee9e9d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:霜夜華 | 作成日時:2017年5月12日 2時

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