【ダイヤのA】部活終了後のマネージャー室《短編集》

【伊佐敷純の勘違い】 ページ43

※伊佐敷視点
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練習後、Aに軽くマッサージしてもらおうと、俺はマネージャー室へ向かった。
アイツの足ツボマッサージは、『適度』にやってもらえば、悔しいがかなり調子が良くなる。
部屋に近付くと、中から女子同士の楽しそうな声が聞こえてきた。
なんだ、まだ他のマネも帰ってねぇのか。

「なんか、この瞬間って恥ずかしい…」

「今さら何言ってんの。みんな一斉に見せようって言ったじゃん。」

恥ずかしい？見せる？

「じゃあいくよ？せーの、じゃーん♪」

Aが何かかけ声をかけている。
続けて、わー、とか、きゃー、とかいう声が聞こえるが…何やってんだ？
…と、思った俺は、次に聞こえてきたAの声で、部屋の扉の前で固まった。

「やーん、貴子のってばぷるんぷるん♪触りたーい。」

…んだと？
ぷ、ぷるんぷるん？触りたい？

「あ、私も触りたいです！」

「ちょ、ちょっと、A、幸子、やめてよ！」

なんだか恥ずかしそうな藤原の声に、俺の思考が『ある方向』へ走り始める。
い、いや、まさか、そんな…

「そ、そういうAってば、けっこう大きいじゃない…」

「ふふっ。ビックリした？」

「大きいのに、形も綺麗ですよねー。」

「ありがと、唯。そこ、ちょっと自慢なの。」

俺は思わず片手で口を覆った。
な、なんだよこの、みんなで温泉に入ってるみたいな会話は！！
その…アレか？
やっぱこれは、む、胸の話…か？

「春乃は春乃で、手のひらサイズで可愛いー。」

「す、すみません、小さくて…」

「ってか、唯、なにそれ！色白いし！」

「そこに顔を埋めたい…」

顔…埋めっ…
ヤベぇ、鼻血出そう…。
頭がボーっとしてきたが、続けて聞こえた藤原の言葉に度肝を抜かれた。

「どうする？増子君。どれからいく？」

はああぁぁ！？増子ぉ！？

「うむ…どれも甲乙つけがたいな…」

いやいやいやいや、ちょっと待て！！
何なんだこの状況は！！
なんで増子がそこにいる！？

「ご、5対1…？」

…増子ならできそ…じゃなくて俺は何を考えてんだー！！

「どうぞ、召し上がれ♪」

Aの声に、プツン、と何かがキレた。

「召し上がるんじゃねええぇぇ！！」

バターンッ！！

と、扉をフルパワーで開いて中に入ると…目に飛び込んできたのは、机の上に並べられた、大小様々なプリン。

「ビックリした…純、どうしたの？」

「……いや……何でもねぇ……」

それだけ言って、俺はその場に崩れ落ちた。

【クリス＆金丸の巻き込まれ事故(1)】★※下ネタ有(^^;→←【滝川・クリス・優のマル秘メモ】

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