【東条&金丸とソフトクリーム】★※下ネタ強(^^; ページ34
ある日、買い出しに出掛ける東条君と金丸を見つけた私は、ついでにソフトクリームを買ってきてくれるように頼んだ。
…が、中々帰ってこない。
何かあったのかと心配していた時…
「スミマセン、遅くなりました!」
慌てた様子で東条君が帰ってきた。
「信二!早く…」
「わかってる!」
ドアの向こうから金丸の姿も見え始める。
ソフトクリームは金丸が持ってきてくれたけど、時間が経ちすぎて溶け始めていた。
「スミマセンA先輩、これでも急いで…っでぇ!?」
やはりそれなりに焦っていたのか、金丸は入口の段差に躓いてしまった。
なんとか踏みとどまったものの、その衝撃でソフトクリームのアイス部分がスポーンと飛び出して…
ベチャッ
…私の額に命中した…。
私の体温でさらに溶ける速度を速めたソフトクリームは、もうほぼ液体となって、トロリと額から垂れてくる。
「…うわぁ…ドロドロ…」
そう言った拍子に垂れてきたソフトクリームが口に入ってきて、私は舌で唇回りをペロッと舐めた。
それから文句を言おうと顔を少し上げて…
金丸と東条君が、赤面して固まっているのに気付いた。
どうしたんだろう?とは思ったものの、とりあえず文句を言うことを優先する。
「…金丸…」
「っ!す、すみませ…!」
私の声に我に返ったのか、金丸は部屋を見回し、机の上にあったティッシュペーパーで私の顔を拭いてくれた。
「…やっ…冷た…」
「っ!!」
拭かれた時の冷たさと、ヌルッとした感覚に思わず声が漏れる。
すると、金丸の手がビクッと反応した。
顔を上げすぎると元ソフトクリームがダラダラと垂れてくるので、私は上目遣いで金丸の様子を伺う。
「金丸?…」
「…ヤッベ…」
「こんなに…なっちゃったじゃん。」
「〜〜っ!!」
なぜか耳や首まで真っ赤にした金丸は、バッと勢いよく私から顔を逸らした。
「…ヤバすぎだろ…!」
そう言うと、金丸はくるっと向きを変え、前屈みになりながら素早く部屋を出て行ってしまった。
「…A先輩…すみません。」
ポカーン、と金丸を見送っていたら、東条君が申し訳なさそうに謝りながらティッシュを差し出してくれた。
「…東条君…金丸、どうしたのかな…」
「うちの信二が、ほんと、すみません…」
「お腹でも痛かったのかな…」
「大丈夫ですよ。すこぶる元気です。…色々と。」
「色々?」
「はい…。色々、元気なんです…。」
※下ネタ強…ってより、生々しいですね(^^;ごめんなさい。
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暇人 - フランス革命さん» ちゃんと読んでなくて草。中学生ではないネタ何個もあるのに。 (1月6日 11時) (レス) id: 9409c0bbe7 (このIDを非表示/違反報告)
味塩 - すごく好みで面白かったです!!ギャグ夢大好きで、夢主のノリも理想通りで本当に最高でした…!全シリーズ読んだのですがまた最初から読みたくなっちゃいました。どれもそのキャラらしさが出ていて本当に面白いです (2022年10月27日 1時) (レス) id: 2296c25889 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん丸(プロフ) - もう、すごく面白くて、大笑いしました。亮介さんLoveなので、本当はこのキャラでの長編が読みたいですが、続きも楽しみです。 (2022年1月26日 20時) (レス) @page49 id: 07285a2235 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん丸(プロフ) - もう、すごく面白くて、大笑いしました。 (2022年1月26日 20時) (レス) @page49 id: 07285a2235 (このIDを非表示/違反報告)
フランス革命(プロフ) - 中学生バレバレで草。高校のテストこんな甘くねーよ (2019年7月29日 21時) (レス) id: 6067ba3fc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪星 | 作成日時:2015年6月7日 16時