【ダイヤのA】部活終了後のマネージャー室４《短編集》

【御幸＆倉持＆亮介と足ツボ(3)】★ ページ37

「とにかく、倉持のソコ、しっかりほぐしてあげなよ。」

「言われなくてもやるし。」

そう言ってまた俺に向き直った赤い顔のAさんを見て、俺は思わず変な想像をしそうになっちまった。
いや…足ツボのことだとわかってはいるんだけどよ…なんか…亮さんのあの言い方、卑猥だよな…。

「倉持…？どうかした？」

「え！？…あ、いや、な、何でもないっす！」

怪訝そうな顔で聞いてきたAさんから顔を逸らしながら答えると、亮さんが御幸を振り返って声をかけた。

「ついでに御幸もやってもらったら？」

「は？…いや、俺は別に…」

「案外御幸もこってるんじゃないの？ゴッドハンドAに優しくほぐしてもらえばいいじゃん。」

「…亮さん…」

苦笑いを浮かべる御幸も、どうやら亮さんの言い方に何かを感じているらしい。

…絶対楽しんでるよな…亮さん…。

頬が熱いのを自覚しつつため息をつくと、その亮さんが今日何度目かの爆弾を落とした。

「ねぇA？倉持も御幸も、直接ほぐして欲しいんだってさ。」

「「はぁ！？」」

「…亮介…？何言ってんの…？」

思わず身を乗り出す俺と御幸に、思いっきり顔をしかめるAさん。

ほんと…何言ってんすか、亮さん…！

「俺はただ、『Aにほぐされる』っていう言葉の響きに二人がそこはかとなく感じているであろう男としての淡い期待感をぶっちゃけただけで…」

「「ぶっちゃけないでください！」」

御幸と二人で亮さんに抗議すると、いつもなら真っ赤になって固まってそうなAさんが腕組みしながら言った。

「…まぁ本人達がそうして欲しいなら…」

「…は？…Aさん？」

嘘だろ…？え…？
ち、直接って、意味わかってます！？

チラッと御幸に視線を向けると、アイツも目を丸くしてAさんを見てる。
一方で亮さんはますます楽しげな顔をして…

「あれ？けっこう乗り気？」

「リクエストとあれば仕方ないでしょ。でも、それなら私より適任のスペシャリストがいるから呼んでくるよ。」

「…ス…スペシャリスト？」

思いもよらない単語を繰り返していると、御幸が眉間に皺を寄せながら「まさか…」と呟いた。
するとAさんがにっこり笑いながら言う。

「そう。啓介、呼んでくるから…」

「「お願いですからやめてください。」」

「…宮ちゃんにほぐされる倉持と御幸…それはそれで面白い…」

「「面白がらないでください！」」

…なんつーか…
萎えた…。


(あすか様リク)

【成宮＆カルロス＆白河と生理現象(1)】★下ネタ有(^^;→←【御幸＆倉持＆亮介と足ツボ(2)】★

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