ビビり46 ページ46
「わたしっ…！！人をこの個性で…、傷つけたいなんて…っ！ましてや…こ、殺したいなんて、思ったことないです…っ！！」
死「…へぇ。まあ未遂だったんだよなぁ確か？
そんじゃ自分がヤられててもそんな事言えんのか？」
想像してゾッとする。
死「どうやったら自分をそんな犠牲にできる？
身近な奴が殺されてもお前は相手を殺さないのか？」
「そ…っ想像したら…すっごく恐ろしいし…！そ、そうしたくなるかも…っしれません！だけど！」
だけど。
「だけど、私の事を信じてくれる人たちがいます！
弱くてもどんなにビビりでも、呆れないで心を守ってくれた人達がいる…！
私に力の使い方を教えてくれたのも、私が悪戯に人を傷つけないと信じてくれたから…！！
私はよわよわでダメダメでビビリだから、
すぐ挫けそうになるけど…！
私を信じてくれる人達を…！！決して！…裏切りません…っ！！」
かっちゃんがニヤッと笑ったのが一瞬見えて、
次の瞬間には大きな爆発が起きて
気がついたら敵達と距離を置いて壁を背に、
かっちゃんの腕の中にいた。
「かっちゃん…！！！」
爆「そういうこった…！！こいつはビビりだが、ンな弱くねェんだよ！！」
かっちゃん。
私を信じてくれて、ありがとう。
死「あーあーー…上手くいかねぇなァ！だがこの人数差で勝てると思ってんのか？案外頭悪ぃな。
爆豪勝己。お前はもういいや。
目の前でお前を殺したらさァ、
そいつどうなんのかなァ！
それともお前を再び拘束した後、
目の前で襲ってやろうか？！
それでも信じてくれた人を裏切らないーとか言って心を保ってられんのかなぁ？！なァA！！」
な、何言ってるのこの人…！！
怖い…
なんでそんな酷いことを思いつくの？！
想像して思わず震えた肩をかっちゃんがギュッと強く抱き寄せてくれた。
爆「ンな心配いらねぇよ…！！」
強く返すがそれでもピンチなのには変わりない。
かっちゃんの額から汗が流れる。
死「…先生。力を貸せ。」
先生？先生って…？まだ、誰かいるの…？！
死「またこいつら眠らせてしまっておけ。
ここまで人の話聞かねーとは…逆に感心するぜ。」
爆「聞いて欲しけりゃ土下座して死ね！」
かっちゃんは強気で言うけれど、
どうやって逃げるか、私は恐怖でなかなか頭がまわらない。
震えるだけしか出来ないでいた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 486人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
莉緒(プロフ) - けいこさんの書くかっちゃんが素敵すぎる…！ほんとに可愛い優しい大好きです！！素敵な作品をありがとうございます🩷 (4月4日 20時) (
レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - いちきちゃんさん» 応援ありがとうございます♡頑張ります(*^^*) (2023年2月16日 6時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - コメント失礼いたします！更新ありがとうございます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2023年2月15日 23時) (レス) @page46 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - かいさん» かい様 わー！嬉しいコメントありがとうごさいます！(*^^*)♡ (2023年2月15日 19時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
かい - コメント失礼します！めちゃ面白い作品ありがとうございます！ (2023年2月15日 19時) (レス) @page43 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：けちょ | 作成日時：2023年2月1日 10時
