ビビり39 ページ39
「かっちゃん、ここでいいよ！男子部屋そっちでしょ？じゃあ、おやすみ〜」
爆「待て。」
手を離してバイバイしようとしたら、
またパシッと掴まれた。
爆「寝れねェんだろ。お前。」
「……なんとかなる！女子のみんなもいるし独りじゃないもん。」
爆「嘘つけ。お前の嘘は分かりやすい。
まず嘘を着く時髪の毛いじる。」
「えっちょっと待って？！そんなの初耳なんだけど？！」
え、まじで気づいてなかった！！
そんなわかりやすいことある？！
爆「あとすげぇ笑顔。不自然。」
「やだぁ〜〜…何その癖…。これからは意識して気をつけよ」
爆「嘘つくなや」
ごもっともです。
「いやほんと！平気だから！かっちゃんも明日朝早いんだし早く寝なよ。」
爆「嘘ついて本当は寝れねぇやつ置いけねンだよ。
お前こそ体力持たねーぞ。
いーからはよ来いや。」
そう言ってかっちゃんが私の手を引っ張り、
男子部屋も女子部屋も通り越して行った。
どこへ行きなさる。
かっちゃんは私の手をとったまま、
廊下の先にある大きめのソファへ座った。
手を繋いだままの私も自然と横に座る。
爆「寝ろ」
そして私をグイッと引っ張りかっちゃんの膝の上へ頭を乗せられる。
更に上着をかけられた。
「唐突だね？！え、てかこんなとこで？！
いやかっちゃん座ったまま寝るとか不可能でしょ？！
体バッキバキなるよ？！」
爆「うるせぇ俺に不可能なんざねぇんだよ」
「それはあるでしょ」
やいのやいの言ってみたが何を言っても
かっちゃんの意思は曲げられなかった。
ので、何となく色々な事をお互い喋り合った。
訓練の事とか、女の子たちがみんな優しくしてくれて楽しいとか、ほんとに色々。
あとかっちゃんから、私がかっちゃんの膝で寝落ちした時に
出久が悔しがってた話も聞いた。
「私もびっくりだよ。急に寝るよね私って。ふあ〜ァ…」
言ってる間にあくびが出た。
「なんか…かっちゃんから……眠くなる成分が…でてるきが…する…」
爆「出てねぇわ」
かっちゃんがふっと笑って私の頭を撫で始めた。
月明かりに照らされて、あんまり優しい顔で笑うから
なんだかかっちゃんじゃないみたいだった。
それに凄く気持ちよくて…
どうしよう…このままじゃ重いのに…寝ちゃう…。
そうして私は気持ちいい睡魔に負けてしまった。
翌朝。
爆「うっせぇお前ら散れ！！！」
頭上からすんごい大きな声が聞こえてぱっ！と目が覚めた。
周りにはニマニマしたA組の皆。
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莉緒(プロフ) - けいこさんの書くかっちゃんが素敵すぎる…！ほんとに可愛い優しい大好きです！！素敵な作品をありがとうございます🩷 (4月4日 20時) (
レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - いちきちゃんさん» 応援ありがとうございます♡頑張ります(*^^*) (2023年2月16日 6時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - コメント失礼いたします！更新ありがとうございます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2023年2月15日 23時) (レス) @page46 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - かいさん» かい様 わー！嬉しいコメントありがとうごさいます！(*^^*)♡ (2023年2月15日 19時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
かい - コメント失礼します！めちゃ面白い作品ありがとうございます！ (2023年2月15日 19時) (レス) @page43 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けちょ | 作成日時：2023年2月1日 10時
