ビビり19 ページ19
病院に到着し、お母さんは出久の元気な姿を見ると
ほっとして一通り泣き、帰って行った。
私は少し話してくと言って残った。
出「A...久しぶりだね。...寝れてない顔してる。痩せたね...」
「私の事なんていいよ！！出久...2人も、そんなに大怪我で...無事で...良かった...ぐすっ」
轟くんと、飯田くん。前に挨拶した事があったので覚えてる。
轟「でも本当に緑谷、すごい顔色してるぞ。寝れてねえって本当なのか？」
飯「ああ！緑谷くんの妹くん！少し疲れた顔をしているな！」
緑谷くんの妹くんて長すぎじゃい...笑
下の名前でいいよと2人に伝えた。
出「A...留守にしてごめんね。こんな酷い顔色になるなら...毎日帰ってくれば良かったな...」
「やだもう出久ったら！！私頑張るって決めたじゃん！...全然平気だよ。ほんとに！」
そんなに顔色悪いのかな。何言っても3人の心配そうな顔が晴れない。
「それより出久...こんなに怪我して私もお母さんも...心臓もたないな...」
ヒーロー殺し...プロヒーローでも敵わない、
そんな怖いのに遭遇して
生きてる事の方が奇跡だと思う。
ベッドに腰掛けて出久をぎゅっと抱き締めながら
心臓の音を聞いて安心する。
ん...なんだか...目が閉じそう...
出「A？眠いの？」
轟「会えて安心したんじゃないか？寝かせてやれよ」
「んーん...めいわく...だから...かえ...る」
出「A...。おやすみ。」
ガラッ
虚ろな意識の中で、ドアが空いたような音がして、
誰かが入ってきた。
「わ、わんわん...かわいい...ぐーーー...」
出(わんわん！！)
轟(わんわん...)
飯(確かに...)
保須警察署の署長さんに、
失礼な事を言ったのを最後に、
私の意識はまどろみの中に消えた。
出久side
A...寝ちゃったな...。
よっぽど寝れてなかったんだな。
署長さん達の話の間もピクリとも動かなかった。
目の下に薄らクマができてるし、
元々細いのにさらに痩せた。
病院の自分のベッドに片手で横たわらせ、
その横に自分も横たわる。
無理もない。
『あの時』から、こんなに離れたのは初めてだから。
あの日からAは僕がいないと寝られない。
轟「いつもそうやって寝てんのか？」
轟くんが横に並んで寝る僕らを見て言った。
出「うん。A、怖がりだからさ。」
飯「だが1週間離れてこんなにやつれてしまうとは、心配だな！ヒーロー科は毎年夏休みに林間合宿があるぞ！」
林間合宿か...。
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莉緒(プロフ) - けいこさんの書くかっちゃんが素敵すぎる…！ほんとに可愛い優しい大好きです！！素敵な作品をありがとうございます🩷 (4月4日 20時) (
レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - いちきちゃんさん» 応援ありがとうございます♡頑張ります(*^^*) (2023年2月16日 6時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - コメント失礼いたします！更新ありがとうございます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2023年2月15日 23時) (レス) @page46 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - かいさん» かい様 わー！嬉しいコメントありがとうごさいます！(*^^*)♡ (2023年2月15日 19時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
かい - コメント失礼します！めちゃ面白い作品ありがとうございます！ (2023年2月15日 19時) (レス) @page43 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けちょ | 作成日時：2023年2月1日 10時
