1019 *You* ページ19
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ふわりと靡くカーテンから差し込む光が眩しくて。
A「ん…、え?」
ふかふかの掛け布団が3分の1くらい涼介に持ってかれてるけど。
昨日ベッドに入って目を閉じた記憶は…ない。
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A「あ、仕事…!」
そんなことより今日まだ平日!
涼介が寝てるのなんて気にもとめずに、ガバッと布団から這い出て起き上がった。
慌ててベッド脇の右に置いてある時計を手に取る。
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A「涼介っ…起きて!」
涼介「ん…?」
起きる気がないのか布団を頭まで被ってまだ寝ようとする。
あれ、でも目覚ましが…
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そういえばまだ鳴っていない?
手に持った時計をよく見たらまだ時計の針は6時10分前で。
6時に鳴るようセットしてあるのだからそりゃあまだ鳴るはずがない。
A「ごめん、まだあとちょっと寝れた。」
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涼介「もう目、覚めた…」
A「…ごめん。」
朝の10分は貴重だよね。
先に時計見てから起こすんだった。
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朝だからか若干不機嫌な声が聞こえる。
A「10分あるから頑張れば寝れるよ。」
目閉じてればすーっと寝れるかもしれないし。
私は先に起きて朝ごはんでも作ろうかな。
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涼介「俺もやっぱ起きる。」
起きようとしたらパジャマの裾が掴まれた。
A「じゃあ、先に顔洗って…」
涼介が洗面台使ってる間に洗濯でも…と頭の中で予定を組み立てていたのに。
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涼介「ちゅーしてくれたら起きる。」
A「…先行く。」
涼介「えっ、待ってよ!」
待って待って、とグイグイと引っ張り戻される。
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寝惚けてる?それとも早く起こしたから怒ってる?
どっちでもいいけどそんなことは得意じゃない。
それをわかっててこの人も言うんだから。
涼介「だって、元気が出ない…」
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…どこの子供向けのアニメのヒーローだ。
そうこうしているうちに6時のアラームが鳴る。
起きようとしない涼介を揺すってがっちり掴んだ布団を剥がそうと握る。
A「もう早く起きて……えっ…?」
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(名前)ほのか(プロフ) - 何回も読んでしまいました!!続編を読みたいです!続きを書いてもらえたら嬉しいです!! (2018年9月10日 7時) (レス) id: 05b75f334f (このIDを非表示/違反報告)
rooose - すごく面白くて何回も何回も最初から読み直してます(T_T)!番外編など続きが読みたいです(T_T) (2018年6月10日 9時) (レス) id: 27a91521b6 (このIDを非表示/違反報告)
アスパラ - 毎日毎日帰ってきて読むのが楽しみで仕方がなかったです!嫌なことがあっても、この作品を読んでいつもキュンキュンしていて、嫌なことも忘れていました!本当にありがとうございま (2018年4月23日 21時) (レス) id: f7957228ff (このIDを非表示/違反報告)
山田華怜 - すごく面白かったです!! 3日で全部読みました(笑) できれば続編作ってほしいですっ (2018年4月3日 13時) (レス) id: 64fbe7ebd3 (このIDを非表示/違反報告)
のん - できればの話なんですか、式の事とか、新婚生活の話などを読みたいです!続編希望します!! (2018年3月29日 21時) (レス) id: 3788a9712e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすみ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時:2018年3月11日 10時