僕の人生の旅行【コロイカ】

題15話　お兄ちゃん ページ18

〈移動中〉

ついたところは会場から離れていて静かな場所

僕とライダーくん以外誰もいない

『…？ここは？』

ﾗｲﾀﾞｰ「ここは休憩室のようなものだ」

『そうなんだ』

僕は近くにあった椅子に座った

ライダーくんは自動販売機に飲み物を買った

それを飲んだ後ライダーくんは口を開いて言った

ﾗｲﾀﾞｰ「音…大丈夫か？さっき補聴器からハウリング鳴ってたぞ」

『…え』

補聴器は基本ゲソで隠してたし…何で気がついたの？

『いつから』

ﾗｲﾀﾞｰ「あぁ？」

『いつから気がついたの？』

ライダーくんは少し考えたあと

ﾗｲﾀﾞｰ「お前落ちそうになっただろ？その時見えたんだ」

なるほど…

ライダーくんは自動販売機でもう一つオレンジジュースを買ったあと僕に近づいて

ﾗｲﾀﾞｰ「……もうハウリングは鳴ってないな」

と言って僕のゲソをどかした

言われてみたらもう鳴ってないない…

ﾗｲﾀﾞｰ「それにふらつきあったしな」

『何で気づくの？』

どうも不思議だ

昨日あったばかりの人に

ﾗｲﾀﾞｰ「お前の様子見てたらわかるというか飲み物いらないのか？」

渡されたオレンジジュースはキンキンに冷えて冷たそうだった

『いいの？ありがとう！』

ﾗｲﾀﾞｰ「あぁ…じゃな」

ライダーくんってやっぱり優しいお兄ちゃんなんだな〜

戻ってきたときには試合終わってた

トホホ〜

題16話　自由休憩→←題14話　ピンチ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す