理事長である祖父に頼まれて学校改革始めます3〈男主〉

登校5日目・重大告知 ページ7

広い会場内に入ると座席が学年ごとにエリア分けされていた。



僕らは1年生なので、1年生のエリアに向かう。



時間ギリギリだったようで、かなりの人数の生徒が既に座っていた。



僕らのエリアの席はかなり埋まっていたが、エリア内の1番後ろの席が4つ開いていたので並んで座る。



全校生徒ってこんなにいたんだ...



改めてここの学園の生徒の多さに驚く。



周りを見ていて気づいたのだが、各学年のエリアの後ろはスーツを着た人や派手な服を着た大人たちが座っていた。



そしてそのエリアの後ろには大きなカメラが数十台並んでいる。






え？



どーゆーこと？？？






僕らはもちろん、周りの生徒たちも何事なのかとザワザワと騒いでいるようだ。





「ねぇ、これやばくない？何事？」



「わからへん。でも、僕あの人知ってる。関西では有名な芸能事務所のしゃちょーやで。」



「あの方は海外で活躍されている学者さんですね...」



「え？！まって！プロサッカー選手が何人もいるんだけど！！」






キョロキョロと周りをみる3人に話しかけると、各々知っている人がいたようだ。




僕にわかるようにこっそりと指さし教えてくれる。





てか、何そのメンツ！




S会は今から何発表するつもり？？






「皆さんおはようございます。」






ソワソワとしている3人を何とか宥めると、会場内のスピーカーから声が聞こえる。




どうやら、始まるみたいだ。




会場内の中央ステージに複数の生徒たちが並ぶ。




その中央に経つ男子生徒がマイクを通して話し始めた。





彼は...

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