検索窓
今日:1 hit、昨日:31 hit、合計:11,951 hit

登校5日目・媚び?ファン?それとも… ページ12

「日時、場所、その他詳細についてはメールで随時送らせて頂きますのでよろしくお願い致します。また、質問、疑問等ございましたらメールにS会のアドレスを載せておきますのでそちらにお送りください。それでは、本日のS会からのお知らせは以上になります。」




「ここまでご清聴頂きありがとうございました。」




阿部先輩の発言の後、締めの言葉を岩本先輩が言うと中央にいる6人は頭を下げた。




深澤先輩も初期メンバーの5人と並んでいるということは、彼もS会初期メンバーなのだろう。





中央に立つ6人のメンバーがステージからはけていくと、席を立つ来賓の方々。





手に荷物を持っているので、帰るのかな?




「おいっ、お前声掛けてこいよっ」




「なんで俺がっ……そんな言うならお前が...」




「あ、あの!ファンなんですがこの後お時間ってありますか?」







複数の生徒が大人たちに声をかけていた。




ただのファンなのか、もしくは...






「あれ、媚び売ってるん?」



「ただのファンじゃないの?」



「いや。もしかしたらオーディション内容聞き出そうとしてる可能性もあるよね...」






そんな生徒たちを見たこーじくんと目黒くんは彼らに聞こえないようにコソコソと話す。



そんな2人の言葉が聞こえたのか、冷静なラウールくんが可能性のひとつを提示した。






「もしそうだとしたら、相当な馬鹿だね〜。さっ、とりあえずそのオーディションについて作戦会議しますか〜」





「そうだねー」





さっきあれほど"違反や不正"するなって釘刺されたのに...



見ていて馬鹿馬鹿しくなった僕はまだヒソヒソと話す2人を他所に、ラウールくんと出口に向かって歩き出す。






「まって!天使さん!」



「おいていかんとってー!」

S会からのメール→←・



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
252人がお気に入り
設定タグ:雪男 , snowman , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:塩おにぎり | 作成日時:2023年5月17日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。