【名探偵コナン】ラプソディー3【警察学校組】

水族館事件5 ページ35

──────それから新一の策略で容疑者は三人に絞られた。




被害者と一緒に来ていた女性

被害者の元カノ

その元カノの現在付き合っているという男性





A、蘭、ナタリーはある人物を見て衝撃のあまり鳩尾を食らった顔をして呆然とする




蘭「本当に身長160cmくらいのミニスカで香水プンプンだ……」


『今、私も蘭ちゃんと同じこと言おうとした…』


ナ「普通ここまで当たるもの？」




被害者と一緒に来ていた女性の容姿が見事に新一と萩原が言っていた通りだった


ここまで的中させると恐怖を感じる……





三人は各々被害者からの連絡を無視した理由と犯行時刻にスマホでイルカショーや水槽の動画を撮っていた、と供述しアリバイとなる動画を目暮たちに見せる





松「三人とも犯行時刻に動画を撮っていて、声とか入っているあたりこの三人には犯行は無理じゃねーか？」


伊「確かに動画だけだったら適当な場所に置けば犯行可能だが…」


萩「…………………」



三人とも声なり自分たちが映ってるあたり犯行は難しいと思うのが妥当だな、と松田と伊達は考えるが萩原だけ黙ったまま何かを考えていた





松「どうした、萩原。なんか気づいたのか？」


萩「あー、いや……」


萩原が何か気づいていることを察して松田は意見を求めるが、萩原は言葉を濁し伏し目がちで目線を横に流す


松田は「早く言えよ」と催促し、
伊達も「なんだ？」と目線を萩原に移し気になる素振りを見せるが萩原は口を濁し、チラリと新一を見る



新「蘭、お前の携帯貸してくれねーか？」


ついでに後ろ向いてくれ、と新一は蘭から携帯を借り後ろを向くように指示する


蘭は疑心暗鬼になりつつも新一の言うとおり後ろを向いた



ここで新一はなぜ犯人は明るいトンネルを犯行現場に選んだのかと眉間にシワを寄せたが




蘭はデートスポットの話だと勘違いをし、明るい表情で見渡す限り魚だらけでまるで海の底にいるみたいだからと応えた


『どこ見ても魚が泳いでるのは幻想的よね〜』


ナ「写真も映えるもんね！」


蘭「そういう場所で告白されるのロマンチックだと思いません！？」


わかる〜、と華を咲かせるAたちの話に、新一は何かを気づいたかのようにスタッフルームを飛び出していった

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