【名探偵コナン】ラプソディー3【警察学校組】

水族館事件3 ページ33

萩「わからない陣平ちゃんのために、超わかりやすく説明してやるか〜♪」


Aちゃん、ちょっとこっち来て〜、と萩原はAに手招きをして、Aも被害者と一緒に来ていた人物がそこまで断定できるのかと不思議に思いながらも萩原に近づく



松「んで、なんでAを呼ぶんだ？」


萩「まぁ、見てなって…Aちゃん、俺に腕組みしてくっついてくれねぇ？」


『え？は、はぁ……』


Aは言われた通りに萩原の腕に絡む


松田はその光景を見て、さらに眉間にシワを寄せた



萩「簡単に言えば香水だ」


松「香水だぁ？？？」


萩「男女によって付け方が違うみたいだが、女はだいたい耳たぶの後ろ、髪の裏、手首、脇腹、スカートの裾、足首とあるがぁ……」


大体被害者は180cm程度


被害者の肩口、肘、太ももから女物の香水のニオイが漂ってくる




萩「ここまでニオイが残るのはさっきまで腕組んで歩いてた証拠。

さっきの俺の見立てから推測すると、女性は被害者の太もも位のスカートを履いていた。5〜8cmくらいのヒールを履いてた誤差を考えると……」




新「その女性は160cmくらいのミニスカを履いた、イルカ好きの女性ってことになりますね。

ていうか、萩原刑事は被害者の身長より高いんですからAさんと腕組んでも説明になってませんよ？」


萩原が説明している後ろから新一が割り込みジト目で萩原を見る




松「んだよ、そーいうことかよ！」


探偵ボウズの言う通りAと腕組む必要ねえじゃねーか！と松田はキレ気味にAから萩原を引き剥がし、ガルルと萩原に威嚇をする


萩原は合法的(？)にAに触れられてご満悦な顔をして松田に手をヒラヒラさせて宥める


『(たったその情報だけで相手の人物像浮かぶって凄いな)』



伊「それにしても、何故その女性がイルカ好きとまでわかったんだ？」


萩「そう言われてみればそうだな？」


新「それはさっき被害者の財布からここのカフェのレシートが出てきて詳細が二人分の飲み物とイルカのキーホルダーで被害者はキーホルダーを持っていない！」


となると、イルカ好きの女性に贈ったに違いない！と新一は意気揚々に探偵としての推理を披露する



さらに新一は被害者の所持品の携帯電話に登録されている電話番号に手当り次第電話をして被害者の素性と勤め先を突き止めていた

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