理不尽な ページ24
『だから知り合いですよ?』
降「僕は男が一緒だとは聞いてないぞ!?」
降谷はクワッと勢いよくAに詰め寄り、どうやら女の子同士で来ると思ってたようだ
『別に二人で来てる訳ではないですし、それに‘新一くん’は高校生ですよ!?』
それに新一には蘭がいるし!とAは内心早く付き合わないかなとか思っていれば降谷と諸伏はピキッと固まり、さらに黒いオーラを纏わせてAに近づく
諸「その‘新一くん’が高校生でも男には変わりないよ?」
『…生物学上で言ったらそうなりますね?』
降「A……僕のことは何て呼ぶ?」
唐突のことにAは訳がわからないと考えながらも「降谷さん」と呼ぶと応えた
諸「オレは?」
『……諸伏さん』
一体何なんだ、とジリジリ近寄る二人に少しずつ距離を取るが、それも虚しく壁に阻まれた
降「…なんで、あいつらは名前で呼んで僕たちは名字なんだ!」
『え、あいつら???』
また急に何を言ってるんだこの人、と思いつつも降谷が言う‘あいつら’を考えた
“『日本で待っててくださいね、陣平さん、研二さん』”(その後の空港にて参照)
Aは心当たりのある人物がニ名思い浮かんで頭を抱える
諸「松田と萩原は名前で呼んで俺たちは呼んでくれないの?」
『なんでそんなこと知ってるんですか?』
時間にしたら24時間も経ってないことを何故この二人が知っているのであろうと不思議に思えば
降「あいつらに普段は連絡してくるなと釘を刺しているのにも関わらず自慢のメールが大量に届いてな」
降谷は笑っているが目が笑っていないことにAはさらに頭を抱えた
諸「ちゃんと班長にも確認済みだよ」
『暇なんですか???』
ちゃんと潜入捜査してくださいよ、とジト目で見つめれば諸伏は「え?」と黒い笑みでAを圧する
『松田さんたちを名前で呼んだのは職務を怠慢しないようにしただけであって……』
降「なら、僕たちも職務を怠慢しないようにさせてくれ」
『そんな理不尽な』
ニューヨークに着いてから、いろんなことがありすぎて普通に話してたが、よくよく考えたら距離が近い!と脳内で警告が鳴り響く
832人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サンスー(プロフ) - Ray_鈴さん» コメントありがとうございます!長らく更新をせず申し訳ありませんでした(;_;)続きを楽しみにしてくださりありがとうございます!少しずつ更新をしていきますので今後もよろしくお願いします! (2022年12月4日 19時) (レス) id: b851a5fde3 (このIDを非表示/違反報告)
Ray_鈴(プロフ) - 作品すごく面白かったです!終わってしまってるのがすごく残念です…続きが気になるので更新楽しみにしてます!頑張ってください (2022年12月1日 11時) (レス) @page39 id: 23eec1137f (このIDを非表示/違反報告)
サンスー(プロフ) - bloom111714さん» コメントありがとうございます!お褒めいただき感謝です。作者も実際に刑事として活躍する警察学校組が見たかったなって思います。更新が停滞気味ですが書きたい話がたくさんあるので楽しみにしていただけると嬉しいです!(必死) (2022年7月30日 21時) (レス) id: 858af59c9e (このIDを非表示/違反報告)
bloom111714(プロフ) - 楽しく拝読させて頂きました。こんな風に笑いあって時に言い合っている姿を思うとこういう風景が見たかったなと思います。何度読み返しても楽しめています!素敵なお話をありがとうございます。 (2022年7月29日 10時) (レス) @page34 id: 11ae776bcd (このIDを非表示/違反報告)
サンスー(プロフ) - 幸恵さん» ここまで作品を読んでいただきありがとうございます!指摘ありがとうございます!!修正しましたので今後もよろしくお願いします。 (2022年6月2日 20時) (レス) id: 858af59c9e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サンスー | 作成日時:2022年5月22日 0時