【名探偵コナン】ラプソディー3【警察学校組】

頼るということは ページ16

赤「先ほども言ったが、ここから立ち去れ」




ここはお前が居ていい場所ではない、と赤井は再度Aに言い放ち、その場をあとにしようとするが






Aは我に返り足が竦むのを奮い立たせて赤井の腕を掴んだ




『……………あ、明美を…助けて』


やっと出た言葉に赤井は眉間にシワを寄せAを見下ろす




赤「お前には関係ないだろう？」



『関係ない………けど、友達だから助けたい』



何故、彼女を助けたいんだ？と赤井の質問にAは友達だからと応え、止めどなく涙が溢れてくる




『私じゃ……助けられない、かもしれない……』



でも、明美はずっとSOSを心で叫んでいたことに気づいていたし陰で泣いていたのも知っている




妹を守るために自分を犠牲にしてしまう………






『………貴方だって本当は気づいていたでしょう？』



赤「……………」



赤井はAに核心をつかれ苦虫を噛み潰したような顔をした







ジョ「Shû! Hurry up!!!(シュウ!急いで!!!)」




ジョディに急かされ赤井はAの手を振りほどき、そして上着の胸ポケットから一枚の紙を渡した



Aは紙を受け取り、そこには電話番号が記されている






赤「何かあればこの番号に掛けろ」


しばらくしたら我々も日本へ行く、と言って赤井はその場をあとにした












赤「馬鹿な女だな…お前もアイツも………」


去り際に赤井がボソッと呟やいた言葉は雨の音と車の騒音でAには届かなかった

既に事件は発生して解決されていた→←雨とFBI

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