天使が重すぎる 2 (ページ43)

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After story -6- ページ43

あみside

ラウ「去年の夏ぐらいにね、めめとお散歩してたらスカウトされたの。」

『スカウト、、、』

スケールが違ったわ

でも、190cmと185cmのイケメンが2人並んでお散歩してたらそれはスカウトしたくなる気持ちもわかる

ラウ「その時点でめめはもう大学生だったし、将来つきたい職業もあるから断ったんだけどね。僕、初めてあみちゃんと洋服買いに行った時に "モデルみたいだね" って言われたの思い出したんだよね」

『あー、言ったかも』

ラウ「それがなんか嬉しくてさ。そっからも別に意識してたわけではないんだけど、スカウトされた時にやってみたいかもって思ったの。ちょうど大学生になるタイミングだったし挑戦してみるにはいい機会かなって」

まさか、モデルに挑戦するきっかけが数年前の私の何気ない一言だったなんて

ラウ「あみちゃんが見た雑誌に載ってるのが一番最初の撮影の時のやつなんだけど、その前日にあみちゃんに髪染めてもらったんだよ！」

『そうだったんだ』

ラウ「カメラマンさんにも似合ってるねって褒められたんだ！だから、大切で大好きな彼女に染めてもらいましたって宣言してきた」

『ちょっ、何言ってんの！？そーゆーのって隠さなきゃいけないんじゃないの！？』

ラウ「どーなんだろうね。アイドルとかでもあるまいし、僕はなんか隠すのやだから言っちゃった。だって彼女に染めてもらったとか贅沢じゃん」

『そ、そりゃどうも、、、』

雑誌に載るラウールくんを見て、私とは違う世界に行っちゃうのかもなーとか思ってたけどこの様子だとそんな心配いらなさそう

ラウ「大好きなあみちゃんに髪の毛してもらって僕が雑誌に載るとかすごくない！？もう最高なんだけど！」

『ふふ笑笑そうだね。モデルのラウールくんに並んで恥ずかしくないように自分磨き頑張らなきゃ』

ラウ「何言ってんの！？あみちゃんは今のままで十分！もっと可愛くなったらモテちゃうから僕が困る」

『何言ってんのはこっちのセリフだけどありがたく受け取っとくわ笑』

こっから先ラウールくんのかっこよさが世間に見つかって行くんだから困っちゃうのは私の方なんだけどね笑

ラウ「僕、世界で一番あみちゃんのこと好きな自信あるもん！」

ラウールくんの天使のような笑顔が脳裏に浮かぶ

今日も今日とて天使が重すぎます