天使が重すぎる 2 (ページ20)

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EP.68 ページ20

あみside

あぁ、熱い

熱でもあるんじゃないかってぐらい顔が熱い

ラウールくんが私のことを好きになった経緯をこんなに詳しく聞くことになるとは思わなかった…

ひたすらに照れと戦う時間だったな

でも、照れるのと同時にものすごく嬉しかった

いつも素直に伝えてくれるラウールくんの言葉だからこそ、私も素直に褒め言葉として受け取れたんだと思う

まぁその話の内容は八割型私の記憶な残ってなかったわけだけど。

ラウ「よし、もうちょっと頑張るかぁ！」

『そうだね笑』

チーズインハンバーグをペロリと平らげてまだ足りないからって言って小さめのピザまで平らげたラウールくんは小さく伸びをして、またさっきまでやってた英語の問題集を取り出した

『午後からもそれするの？』

他の教科は大丈夫なのかな

ラウ「もちろん！他の教科は家で自分でやっても良いけど、英語はやる気出ないしあみちゃんに教えてもらいたいもん！」

『そっか笑』

ラウ「その見た目なのに絵愛護苦手なんだーとか言わないでね？笑」

『言わないよ。そんなこと言ったら純日本人の私は古典が得意じゃないといけなくなる』

古典なんてとっくの昔に捨てちゃったもん

現代語と古文単語の意味が違うのなんてわけわかんない

ラウ「確かにね笑」

『そもそも、ベネズエラってスペイン語圏じゃなかった？』

ラウ「正解！あみちゃん詳しい！」

『馬鹿にしないでください笑』

見た目なんて関係ない、得意不得意は誰にでもあるもん

人のこと見た目で判断しちゃうのは、勿体無いよね

ラウ「かっこいい、あみちゃんのそういう考え方大好きだし尊敬してる」

『え、私今喋ってた？』

ラウ「うん、全部声に出てた」

『やば、』

ラウ「そういうおっちょこちょいなところも可愛いよね！」

『やめてください！もう英語教えないよ？』

ラウ「無理無理！ごめん！申し訳ない！」

すっごい笑ってるし、全然申し訳なさそうじゃないけどね

この後私たちは再び集中モードに入って3時間くらい勉強してヘトヘトで家に帰った