天使が重すぎる 2 (ページ19)

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EP.67 ページ19

ラウールside

ラウ「僕があみちゃんのことを好きになったきっかけはこの日なんだ。多分覚えてないと思うけど」

『、、、何にも覚えてない』

ラウ「そりゃそうだよ、あみちゃんその後紙切れだけ渡してさっさと帰っていったもん！そのプリントのこと説明してくれなかったからあの後わざわざ先生に質問しに行ったんだからね？」

『え、申し訳ない』

パチンと手を合わせて眉を下げるあみちゃん

ラウ「その日の後から、学校内であみちゃんのこと見かけるとなんかドキドキしちゃっうの。でも、無意識的に目で追っちゃうっていうか。」

『ほう、』

ラウ「あぁ、これが恋なんだって感じ」

『なる、ほど？』

ラウ「ねぇ、絶対わかってないでしょ！笑」

『急にこの話されて、はいわかりましたって言える人いなくない！？なんか色んな感情が混じっちゃってどう反応したらいいかわかんないよ、』

ラウ「いいの、僕が話したいだけだから！」

『それなら良いけど、』

じゃあどうぞ、って小さい声で言ったあみちゃんは赤くなったほっぺを隠すみたいに両手で顔を覆ってる

ラウ「卒業式の日、本当は告白するつもりなんてなかったの。でも当日の朝たまたまあみちゃんとすれ違った時、“ラウールくん！来年からも頑張ってね！“って言われたの。名前覚えてくれてたんだってほんとにびっくりした。」

『なんか、それは言った気がしてきた。卒業式の日でもう学校来るのが最後なのかって思ったら寂しくなって、普段よく喋る後輩以外でも名前知ってたり関わり合ったら声かけたかったっていうか、、、』

ラウ「その時、直感的にこのまま終わっちゃダメだ！って思ったの。オッケーしてもらえるなんて思ってなかったけど、あみちゃんに忘れてほしくない！ちょっとでも印象に残ってたい！って」

『そうだったんだ』

ラウ「まぁ、あみちゃんからしてみれば名前しか知らない後輩から急に告白されるっていうホラーだったと思うけどね」

『ホラーっていうか、まぁびっくりはしたけど笑』

ラウ「でも僕何
も後悔してない！だって結果的にあみちゃんとこんなに仲良くなれてるわけだし！」

ね？って顔を覗き込んだらコクリと頷くあみちゃん

そんな照れたところ見せられたらちょっと期待しちゃうよ、、、