EP.9 ページ10
あみside
ラウ「めめー、康二くーん、遊びにきたー!」
3年生が始まってもう2ヶ月以上が経った
雨続きの梅雨真っ只中でもラウールくんは元気
お昼ご飯を食べる席指定だった一週間が終わっても私とらいむ、そしてめめこじは結局近くでご飯を食べている
そこに週に2.3回ラウールくんが遊びに来るのがもはや当たり前になってきた
ラウ「ねぇめめ、今日行きたいところあるんだけどついてきてくれない?」
目黒「あー、悪い。今日部活だわ」
ラウ「そっかー、水曜日だからオフかなーって思ったんだけど」
目黒「最後の大会前だから練習つめつめだよ」
うちの学年の大体の部活生はこの夏前に大会を控えてて、その結果次第では引退
部活に入ってない私からしてみれば関係ないことの様だけど、青春を捧げてきた人にとっては今が大事な時期なんだろうな
目黒「でもあれでしょ?ついて来てほしいところってどうせ服屋じゃん」
ラウ「えへへ、バレた?」
目黒「何回お前が服屋行くのに付き合ったと思ってんだよ」
らいむ「もしかしてラウールくん、1人で買い物行けないタイプ?」
ラウ「うーん…そういうわけじゃないけど、服屋さんって店員さんに話しかけられるじゃなですか。それがめっちゃ苦手で。1人で服屋は無理!」
向井「じゃあお母さんについてきて貰えばええやん」
ラウ「やだよ、お母さんと服選ぶのも恥ずかしいじゃん」
うわぁ、思春期
ラウ「お母さんのことが嫌いとかじゃないんだよっ?ただ、なーんか恥ずかしいっていうか、わかるでしょ?」
最終的にはめめの方を向いて助けを求める
目黒「わかんねぇ。」
ラウ「そ、っか」
向井「ラウ!俺はわかるで!!!!!」
めめ、助け舟を出すどころかバッサリぶった斬ったな
おかげで康二が必死にフォローするハメになってるよ
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作者名:あすみ | 作成日時:2022年10月9日 23時