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EP.7 ページ8

あみside




固いバスケットボールが床に打つ音が体育館に響き渡る



私たちにとって体育の授業はもはや息抜き、らいむと一緒に壁にもたれかかって試合を見守る





「っしゃ!!!」



「ナイスぅ!!!!」




なんて野太い声が聞こえてそっちを見たら、群がる男子たちの中心でめめと康二がハイタッチを交わす




『なにあれ、なんかあったの?』



らいむ「康二のパスを蓮が受け取ってシュート決めたの。逆転したから盛り上がったんじゃない?」



『へぇ、よく見てるね』



らいむ「うるさい」





私は知っている、らいむがめめのことを気になってること



そしてめめもらいむの事が好きなこと



康二もどっちも気付いてるらしくて2人で応援してるんだけど、なんせ2人とも誰にも何にも相談しない



言われない限りは私たちもあからさまに動くことができなくて陰ながら2人をくっつけようと努力してるところ




『めめも康二も運動神経いいもんねー』



らいむ「バカだけどね」



『否定はしな、あ。』



らいむ「!?」



向井「本人がいないところで俺らの悪口かー?」



『いつの間に試合終わってたの』



向井「今終わったで。しっかり勝ってきたわ」



目黒「今の会話聞こえてたぞー」





今の会話は汗を拭きながら戻ってきためめがちょっと不満そうな顔でらいむの頭をわしゃわしゃする




手が離れたらいむの顔は真っ赤





向井「めめのシュート見た?超かっこよかったんやで!!!」



『見てたよ、、かっこよかった』



目黒「、おう。サンキュ」





2人の周りを包む甘酸っぱい雰囲気



康二、よくやった



グッドサインをしたい気持ちを抑えて康二の方を見たら、康二もこっちを見ててヘッタクソなウインクが返ってきた




目黒「あみは何にも言ってくれないけどみてないってこと?」



『私?めめも康二も見てなかったわ』



向井「なんやねん!笑」




2人も休憩を取るのか、らいむの隣にめめが腰を下ろしてそのまた隣に康二が座った

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作者名:あすみ | 作成日時:2022年10月9日 23時

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