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EP.6 ページ7

あみside




ラウ「あみせんぱーい!おはようございまーす!!!」



『お、おはよう。朝から元気だね笑』



ラウ「だって今日からめめと一緒に通学できるんだもん!めっちゃ嬉しい!」



目黒「おいラウ!急に走るなよっ、てあみじゃん。おはよ」



『あぁ、蓮もおはよ。』





後ろから追いついてきたらしい蓮にもちゃんと挨拶



方向一緒なの知らなかったな




ラウ「あ、あみ先輩まためめのこと蓮って呼んだ!」



『え?』



ラウ「僕が昨日行ったこと覚えてないの?」




そういえば、嫉妬しちゃうから名前で呼ぶなって言われた様なきがしなくもないな



目の前のラウールくんはちょっとしゅんとしてて、なんか…





『うちで飼ってる犬に似てるね』



ラウ「ん?僕?』



『ごめん、声に出すつもりはなかった』



目黒「ふっ笑笑笑 」





うちにはボンって名前のゴールデンレトリバーがいるんだけど、ボンが怒られてしゅんとしてる時に今のラウールくんがそっくりだったていうか…





ラウ「なんか複雑な気持ち、」



『ごめんごめん笑 可愛いってことだよ』



ラウ「えっ…」



目黒「お前さぁ笑」



『何、また私なんか変なこと言った?』





今日の私、口がゆるいのかもしれない



もしかして変なこと言いまくってるのでは、、、




ラウ「僕、あみちゃんには可愛いよりもかっこいいって言われたいかなっ」



『ちょっ、何言ってんの!?』



ラウ「お返しですー」



『なんの!?』





さらっと放たれた言葉に少しだけドキッとしちゃって少しだけ芽生えた悔しさ



この子、とんでもない人たらしなんだろうななんて考えながらじゃれあってる蓮とラウの様子を眺める





『私もめめって呼ぼうかなー、なんか可愛いし』



目黒「えー、あみが俺のこと蓮って呼ぶ数少ない人のうちの1人だったのにな。特別感無くなるじゃん」



ラウ「コラめめ!あみちゃんのこと口説かないでっ!」



『口説かれてないし、別に蓮の中の特別感はいらないのよ』



ラウ「じゃあこれからは…?」



『めめ、にする』



ラウ「やった!俺の勝利ー!」



『何を勝負してるの?笑』



ラウ「んふふ笑 今は秘密!いつか教えてあげるね!」




喋りながら歩いてたらいつの間にか昇降口に到着してて、またねーなんて言いながら一年生の靴箱に向かうラウールくん



私、この子のこともっと知りたいなって思ってるのかもしれない…

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作者名:あすみ | 作成日時:2022年10月9日 23時

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