EP.48 ページ49
あみside
らいむ「ハチマキのジンクス。あんなのほぼ告白だよね」
『本当にそう。あの子の勇気がすごいよ』
だって、きっとこの学校にはめめとハチマキを交換したい人がいっぱいいる訳で
それはみんながわかってることだからこそ、誰も踏み出せない
でもこの子はちゃんと言ったんだもん。それだけですごいわ
目黒「俺とハチマキを交換したらなんかあるの?」
「、、、え?」
待って、もしかしてめめハチマキのジンクス知らないとかそういう感じ?
目の前のらいむも困惑の顔
「ハチマキのジンクス、知らないんですか?」
目黒「なにそれ、知らないわ。…教えてもらってもいい?」
うわ、知らないなら責めることもできないけど、それをその子に聞くのはどうなのさ!!!
「説明、ですか…」
目黒「無理かな?」
「無理っていうか、、、。これ、恋のおまじないみたいなものなんです。交換したら結ばれるかも、みたいな、、、」
尻すぼみになりながら説明しきった女の子
らいむ「私あの子のこと好きになりそうだわ」
らいむ、感激の様子
そりゃそうだ、多分私だったら説明なんてできないで逃げちゃうもん
目黒「あー、なるほど、ね。」
目黒は自分で聞いときながら戸惑うんじゃないよ!!!
「だめ、ですか?」
ここまで来たら、っていう気持ちなのかもう一回念を押す女の子
目黒「気持ちは嬉しいよ。でもごめんね」
「なんでですかっ!ジンクスのこと知らなかったなら、良いじゃないですかっ?」
目黒「確かに、俺そのジンクスのこと知らなかった。でもその話聞いたらハチマキ交換したいって思った人がいるんだよね。だから、ごめん」
「、、、わかりました。突然すみませんでした、」
明らかにしょんぼりした声で去っていく女の子
めめも表情も苦しそう
らいむ「モテ男も大変なんだね。告白されたら振るっていうことをしなきゃいけないんだもんね」
『そうだね』
そう言ってるらいむの顔も苦しそうだけどね
それもそうか、ハチマキ交換したい子がいるって聞いて心配だよね
らいむ「あみ、そろそろ教室戻ろっか」
『うn、 目黒「待って!」
らいむ「!?」
走ってきためめがらいむのことを呼び止めた
これはそういう展開か… よし
『私先戻ってるね!』
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作者名:あすみ | 作成日時:2022年10月9日 23時